保土ヶ谷モックセンター のブログ

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#ヤフオク の商品名ルールが変わることに対する感想

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付属物(箱、説明書等)や模型(モック)、パンフレット等の出品について -お知らせ - ヤフオク!



 ケータイ遍歴を一旦中断して、先日発表されたヤフオクのルール改定について私なりに思ったことなどを書かせて頂きたいと思います。



 まず、ざっと読んでみた感想としては、いかようにも解釈できる、あいまいで、そして危ういルールだと思いました。


 これはヤフオクだけではありませんが、大手ネットサービスの運営側には大勢のスタッフの方が関わっているのが一般的で、なかにはスタッフの方によって対応にバラツキが見られる場合も少なくありません。
 私は以前「続・モックを本物の携帯電話と思われて注文されてしまう件 (追記 2016/11/09 13:57) - 保土ヶ谷モックセンター のブログ」という記事の中でアマゾンの対応について書きましたが、アマゾンも対応する担当者によってかなり違います。カスタマーサポートとアカウントスペシャリストという2つの部署で見解が正反対に割れて私がそこに巻き込まれたり、新規出品者を勧誘する部署のスタッフとカスタマーサポートとで言い分が異なったりという事例がザラにありました。
 ヤフオクを管理運営するセクションが運営にどの程度均一性を持っているのか私はわかりませんが、この文面を読んだ限り、果たしてどの程度機能するのか、対応するスタッフによってゴールポストがあちこち動き回る事態にならないか、非常に心配する所です。


 ですから、個々の事例についてもっと具体的に細かく定義付けを行うべきだと私は思います。
 例えばモックアップであれば「商品タイトルの先頭に「モック」とつけなければならない」、説明書なら「商品タイトルの先頭に「説明書」とつけなければならない」くらいギチギチに縛る必要を感じます。
 このヤフオクのリリース文を読んだ限り、色々と逃げ道が作ってあって、なんとでもなってしまうと、私は思います。

 
 もっとも、それ以前の問題として、ヤフオクではカテゴリー違いのルールを無視した出品物が平気でまかり通っていたりします。モックのカテゴリーに液晶保護フィルムや白ロムがそのまま出品されているのを日頃から目にしておりますので、果たしてどの程度マネジメント出来ているのか、という点も気がかりです。




 このルール改定がどのような問題意識を発端として実現に至ったのか、私は内部事情を知る立場にないのでわかりません。問題意識を持って頂けることには感謝を申し上げますが、しかしながら、誰を守ろうとしているのか、いまいちよくわからないという、複雑な気持ちで受け止めています。


 ヤフオクのリリースを読む限り、説明書や付属品、模型、モックなどについて、商品タイトルに注意喚起を入れる事が求められているわけですが、それはすなわち、商品説明を読まずに取引を行うことをヤフオク自ら是認するのかのような
印象が拭えません。
 出品者自ら商品説明すらその点に触れずに出品しているなら問題が有るでしょうが、多くの場合商品説明には何かしらの説明書きをしていますから、まずは必ず商品説明を読ませる事を第一に考えるべきではないでしょうか。例えば入札ボタンを商品説明の一番最後に設置して、一度ディスプレイに商品説明を表示させてからでなければ入札ボタンを押せない仕組みにする等、やりようはいくらでもあるのではないでしょうか。


 私が「誰を守ろうとしているのか」と疑義を呈しているのもまさにそこで、商品説明に書いて有ることを読まずに入札したがために生じたトラブルを問題視して、その改善策として出してきたルールが今回のものだとするのであれば、それでは落札者を守ることも出来ませんし、出品者を守ることにも繋がらないと、私は思うわけです。




 最近は様々な事業者が「わずらわしさを極力排除する」事でしのぎを削っておられるわけですが、しかしそれによって必要事項の確認まで排除してしまってはトラブルを増やすだけであり、消費者の側もその点に留意すべきであります。


 携帯電話の契約や購入手続きも、昔は複写式の申込書に住所氏名電話番号を書いて免許証のコピーを取る程度で済むような、非常に簡便であっさりとしたものでしたが、それでトラブルが年々増えてしまったせいで、今日のような煩雑な手続きを必要としなければならなくなったわけです。最近では「レ点チェック」も消費者自らで行わなければならないと言われるようになりました。
 煩雑な手続きがあるのは、その背景に少なくないトラブルが生じていたからであって、消費者の側にも重々ご理解いただきたい所です。


 また、ヤフオクのような業界のガリバーは、消費者に向けた意識の啓蒙活動を行うべき立場にもあろうかと思います。「啓蒙する義務がある」とまで書くと言葉が強過ぎますが、それに近い立場なのではないかと思います。


 メルカリや楽天系のようなライバルが勢いをつけてきて競争が大変なのは確かでしょうが、しかし、だからといってヤフオクまでやすきに流れてしまうようでは、消費者としていよいよ困ってしまいます。
 メルカリのように「ネットフリマ界の西○」と揶揄されるような所と同じ土俵に乗られては、もはやネットオークションやネットフリマにクオリティを期待することが不可能になりますので、ヤフオクにはそこで踏み止まっていただきたいと私は願っています。




 弊社では元々商品タイトルの冒頭に「●モック●」とつけて出品しておりますから今回のルール改定には何もせずとも合致出来ている状態と言えますが、過去から今日まで一定数の間違え入札が後を絶たず、かれこれ7年に渡って追加のアプローチについて試行錯誤を続けてきました。


 先日書いた記事へのコメントの中でも「モックだけではわからない人も多いのでは?」といったご意見を多数頂戴しており、私も全くの同意見であります。そして、だからこそ今回のヤフオクのルール改正の実効性がいかほどのものなのか、心配しているのです。


 こういったトラブルは無いに越したことはありませんので、ヤフオクさんにはもうちょっと踏み込んだ対応をとってもらえたら良いのになと、そんな風に結論づけたい所です。