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保土ヶ谷モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売している保土ヶ谷モックセンターの中の人のブログです。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

私は起業を推奨します

通常記事

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 21日にヤフージャパンのトップページで紹介されていたこの記事が目を引きました。


news.yahoo.co.jp



 夢見る女性達につけ込むセミナー商法、とでも言いましょうか。

 起業を夢見る人達を狙う詐欺にも等しい商売は以前から少なくありませんので、内心私は「まだやっているのか」という残念な気持ちになりましたが、その一方で、起業を目指す若い女性がたくさんいるという側面には嬉しさも感じました。とても良い事だと思います。


 私が平間通信株式会社を創業したのは2008年5月ですので、あと数ヶ月もすると創業9周年に達します。
 企業の10年生存率が20%と言われる中で、私のような何の才能も学歴も無い人間がここまで持ち堪えられた理由は非常に単純で、変な所から借金をせず、見栄を張らずにひたすらローコストで経営し続けてきたからです。
 あとは、幸いにも潜在的なニーズに気付く瞬間があったからという所でしょうか。

 ですから皆さんにも、世の中にある潜在的なニーズを見つけて、そしてローコストで起業してもらいたいと思っています。


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 冒頭で触れたヤフーニュースの記事の中で私が気になったのは、「自分の特技、趣味を活かした」ビジネスをやろうとしている人があまりに多いことです。自分が好きなのは良いですが、それにお金を出そうと思う人がどれくらい居るのか?独りよがりになっていないか?という事が私は気がかりなのです。

 自宅の空きスペースを利用した小規模なお稽古事は昔からありました。茶道や習字やソロバンや公文式などがそうですが、そういった形で起業するためには空きスペースが生まれるようなソコソコ広い家に住んでいなければなりません。しかし若い人がそういう家に住むというのは現実的ではありません。
 まして、共働きが当たり前の時代ですので、専業主婦の方が余暇時間にお稽古事に通うニーズも、昔と比べて明らかに小さいものの筈です。

 ですから、ヤフーニュースの記事中にあったハンドメイドで起業するともなると、教室を作って月謝を取って誰かに教えることで固定収入を得るというパターンは成功が難しく、自分で作った商品を売るにしても、ネット上にゴマンと有る競合者の方々と熾烈な競争をして、自分の意に沿わない商品を作ったり、安売り競争のせいで利益が殆ど残らなかったりと、こちらもあまり良い未来が見えてきません。シャツにとてもリアルなイヌやネコの刺繍を施して人気を博している女性の方がおられますが、その方くらいすごいものを作るとなると、これも大変なことです。


 なので、まずは儲かるかどうかを冷静に検討しておきたいものです。



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 儲かるビジネスの鉄板として知られているのが健康関連です。まだ私が生まれるよりも前に流行った「ぶら下がり健康器」の時代から連綿と続く、王道ビジネスです。

 
 この点を踏まえて私がオススメしたいのが、健康に良い食事を提供する定食屋、もしくはお弁当屋さんです。


 骨粗しょう症が不安なご高齢の方々のためにカルシウムが豊富な焼き魚定食(弁当)を、しかもお寿司屋さん向けに販売されている骨抜きのお魚で提供したら、ご高齢の方々に愛してもらえるのではないでしょうか。

 便秘で悩む女性の為に、食物繊維が豊富なベジタリアン定食(弁当)を提供するのはいかがでしょうか。


 「健康食品」と言うとテレビコマーシャルで流れる複雑なカタカナ言葉のサプリメントが頭に浮かびがちですが、オーソドックスな栄養素をしっかりと全面に訴求した定食は、ありそうで、まだそれほど目立って存在していませんので、これからの注目ビジネスだと私は考えます。


 また、飲食系は資金の手薄な起業ビギナーにうってつけ業種でもあります。

 まず、売上はほとんど現金でその場で手元に入ってきますので、キャッシュフローが超短期で安定し始めます。さらに、人間は毎日食べていかなければなりませんので、お客様に気に入ってさえいただければリピートしてくれる期間が短くなります。
 モックを週に3度も4度も買ってくれるお客様はおられませんが、定食屋さんなら毎日でも来てもらえます。口コミも広まりやすいのです。先程触れた健康訴求系の商品がメインなら、お客様には毎日通えばそれだけで日々の必要な栄養素が得られるというメリットを供与することも出来るでしょう。



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 初期投資はできるだけ少なくすることが重要です。

 
 人気焼き鳥店の「鳥貴族」は、始めは不人気立地の家賃の安い貸店舗からスタートしたと聞きます。家賃が安いというのは何より重要な事です。家賃は一度決めてしまうと後々から安くしてもらうことは殆ど不可能ですので、後になってコストダウンというわけにはいきません。弊社が相鉄線の各駅停車しか止まらない街で営業している理由も、ひたすらそこの部分を重視したからという他ありません。

 
 弊社は最初から法人登記しましたので登記だけで30万円近く使ってしまいましたが、特に法人登記が必要なければ、管轄の税務署に開業届を出すだけで始められる個人事業主としてスタートするほうが良いと思います。そうすれば初期費用は社判や名刺を作ったりする費用で1万円もあれば充分です。


 先程私がオススメした飲食業を開業する場合、それこそ不人気立地の居抜き店舗を見つけて開業する分には最初に100万とか200万くらい準備しておけば、開業する位まで間に合わせられるのではないでしょうか。それこそ、妙な起業セミナーに費やすお金に少し足す程度で起業できてしまうのでは?と私は思うのです。


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 起業を失敗すると物凄く悲惨な人生になるかのように言う人も少なくないようですが、最初から莫大な借金でもしなければ、仮に失敗してもそれこそ一度会社をやめて大学で学び直す位の費用を失う程度で済むはずですし、そこで得られる経験値も決して馬鹿にできないと私は思うのです。

 それにそもそも起業経験の無い人というのは、金融機関から借金をするにしてもそんなに大きな額は貸してもらえませんので、あとは追い詰められてサラ金に手を出したり親戚縁者から無分別にお金を借りまくったりしない事を肝に銘じて頂くだけで、不幸な最後を避けられる筈です。


 あとは、これから人手不足時代が当面の間続くのは間違いない情勢ですので、仮に失敗しても、会社員として復活する道があちらこちらに残されているのではないでしょうか。


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 適切なリスクマネジメントさえ出来れば、起業なんて恐くもなんともありません。

 
 私からすれば新築のタワーマンションに何千万円ものローンを組んで住むほうがはるかにリスキーで恐ろしいことだと思えてなりません。


 毎日何時間も満員の通勤電車でぎゅうぎゅう詰めにされたり、嫌な上司に精神的に追い詰められたり、リストラの恐怖に怯えながら生き続ける位なら、私は起業することを是非ともオススメしたいと心の底から思っていますよ。