モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売しているモックセンターの中の人のブログです。中の人はTVチャンピオンケータイ通選手権の出場者でもあります。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

生々しい収益の話

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 13日土曜日に予定していた大井競馬場フリーマーケットが雨のため中止になってしまいました。年初に元々予定していた秋葉原UDXフリーマーケットも行われなくなってしまいましたので、運がないと言いましょうか、打つ手立てが悪いと言いましょうか。
 いずれにせよ、めげずにどこかで仕切り直しをしたいと思いますので、その節は宜しくお願い致します。


 さて、フリーマーケットの話とも多少繋がってくるテーマですが、今日は実に生々しい収益の話をさせて頂きたいと思います。

「3色セット」「4色セット」でセット販売する理由


 弊社では携帯電話スマートフォンモックアップを販売しておりまして、その多くは複数のカラーバリエーションを1つのパッケージにして「3色セット」「4色セット」のような形式で販売しております。

 お客様からはよく「1つづつバラ売りして欲しい」というご要望をお受けするのですが、需要に供給が追いつかない商品や更なる入荷が見込みにくい古い商品を除き、だいたいはセット販売を続けています。


 ではなぜセット販売するのかと言えば、弊社も弊社でこれ以上の在庫を抱えきれないから、です。
 例えば白と黒と赤と青の4色あるうち白だけを売りますと、あとの3色は弊社の手元に残ります。そうこうしている間にも弊社には新しい商品が毎週のように入荷されてきます。これが延々と続くと弊社の保管庫はパンクします。もしくは、より広くて家賃の高い場所に移転する必要に迫られます。
 弊社が2008年の創業時に川崎で開業したのに今では横浜の保土ヶ谷にいるのも、保管庫がパンク寸前になって、その都度なるべく家賃が安くて広い場所を探し求めて移転したからです。

 保土ヶ谷に移転した2010年から2015年まではパンクしたり移転したりするのを回避するために年に1回10万円以上かけてトン単位で不要在庫の廃棄をしておりましたが、こういう所にコストを掛けるくらいなら、全部セットで売ってしまったほうがなんだかんだ最もローコストで提供できる、という所から、セット販売を行っています。


 あとは、バラ売りとセット販売とでどちらの方が売れるのかと言いますと、結局はセット販売の方が売れているのも現実でありまして、諸々の作業工程の省略化も踏まえて、セット販売にならざるを得ないのだとご了承を頂けますと幸いに存じます。


なぜ380円なのか。


 弊社取扱商品には様々な値段の商品が存在しますが、そのうち最も安くて最も比率が高いのが380円のセットです。ヤフオクの場合は手数料や内税化、作業工程の多さ等の理由から580円スタートで、メルカリは送料込みで980円、イーベイはヤフオクと同じような理由から5.92ドルが最低価格帯となります。

 今の所、弊社ではこれ以上値段を下げることが出来ません。いや、正確に言えば、手間を掛けずに済むのであれば下げられますが、現状の作業量やお問合わせ対応等諸々を勘案しますと、これが最低限度となります。


 弊社ではお店の一部を使ってモックを山積みにしてご自由にお買い求め頂く無人販売コーナーを設けております。ここでは1個10円で販売しているわけですが、1個10円で販売するからには、ほとんどこれといった手間をかけず、ほぼ全てお客様の自助努力でやって頂かなければなりません。

 時々ご要望頂くこととして、1個10円の無人販売コーナーで領収書を書いて欲しいと言われるのですが、仮に領収書をご用意させて頂くのに前後の接客を含めて3分ほどの時間を割きますと、神奈川県の最低時給930円を3分で割って47円かかりますので、大幅な採算割れとなります。ですから無人販売所においては領収書の発行は行わないと申し上げているわけですが、なかなか聞き入れて頂けずに、そこでまた時間がかかってしまいます。そういうコストも、380円の商品価格に織り込まれているのだとご理解いただければ幸いです。


 ものすごく殺伐と、キリキリするくらいの合理化を出来たならば安くも出来ますが、今の所はこれで精一杯であります。



フリーマーケットにこだわるワケ


 フリーマーケットに参加し、モックの新たな需要を掘り起こす事と、モックの需要の可視化を行いたいと考えています。


 かつて弊社でもっともお金を落としてくださっていたのはスマホのケース類を作成していた業者様方だったのですが、最近はそういった方面の落ち込みが進み、新たにテレビや映像関連の業者様からのご注文が増えて、それによって売上が保たれております。
 こういった形でニーズは常に動くものですから、常に危機感を持って、新しい需要の掘り起こしをしなければならないと考えております。

 また、これまで弊社ではほぼ100%ネット販売で持ち堪えてきたわけですが、ネット販売では捉えきれない需要や、新たな需要の掘り起こし方も痛感しております。ですから実売チャネルが必要というわけですが、あいにく弊社が自前で実売チャネルを構築するだけの資本力もありませんので、ではまずはフリーマーケットに参加して、需要の掘り起こしと、需要の可視化をやってみようと思い立った次第です。

 フリーマーケットでどれくらい売れるのかわかりませんが、数万円程度のめぼしい売上が得られるのであれば、じゃあ弊社から手放して、土日の副業でモックを売ってみようという人を見つけてその人に実売チャネルの一環として委ねてみたり、近頃急増しているリサイクルショップさんにモックを売ってもらったり、そういう事に繋げていけるのではないかと思います。

 まず何より弊社には莫大な数のモックがあります。さらに今でも月に数千台というレベルで入荷しています。これをどのように使うかを、常にあらゆる方法で考えています。究極的には380円クラスの販売はほとんど外部の皆様方に委ねて、弊社は商品の入荷と高付加価値商品の販売に特化出来るような、そういう形が望ましいと考えています。


 その為にもまずはフリーマーケットという事ですが、それ以外にも双方の収益に繋がるようなアイデアをお持ちの方がおられましたら、ぜひご一報ただければ幸いです。





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