モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売しているモックセンターの中の人のブログです。中の人はTVチャンピオンケータイ通選手権の出場者でもあります。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

ロシアに日本の携帯電話を愛する人達がいた

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 昨年から越境ECにコツコツと取り組んでいます。

 越境ECというのは、簡単に言えば海外向けにネット通販を行うというものでして、弊社ではアメリカのイーベイに出品を初めて1年、それに弊社ホームページの英語版をイーベイと同じような時期に初めて、今に至ります。
 売上的には全体の1%にも満たないごくごく僅かなものに過ぎなかったのですが、最近になってイーベイの弊社アカウントが格上げされ、それから目に見えて売上が増えてまいりました。

 アメリカ国内で売買している人達と比べれば我々のほうが送料等で割高となりますので、格の低いアカウントに対する警戒心もより一層高かったという事なのかもしれませんが、その障壁も一つ乗り越え、ようやく明るい兆しが見えてきました。


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 さて、そういった日々の中で冷静に考えてみますと、意外とロシアからの注文が多いことに気が付きました。リピーターさんもおられますし、お問合わせやメッセージの類も、アメリカ発のものと比べれば少ないものの、それ以外の国の中では最上位の存在に数えられるのがロシアです。

 また、ロシアから寄せられるお問合わせにもひとつ特徴がありまして、どういうわけか日本の携帯電話を現地で使用しており、液晶パネルが割れてしまったからモックの部品で代用出来ないだろうか?といったお問合わせや、バッテリー関係の購入方法を教えてほしいという問い合わせがあるのもロシアの特徴となっています。
 アメリカやEUの人々からの「日本の携帯電話を使用している」という問い合わせがめったに無い事を踏まえると、なぜかロシアでは日本の携帯電話を使う人が結構いるらしいという事で、ぼんやりとした認識を持つようになってきました。


 それでまた私は私なりに色々と調べていて、とうとう見つけてしまったのです。ロシアにいる日本製携帯マニアのウェブサイトを、です。


j-phone.ru



 その名も「J-PHONE」であります。

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 J-PHONEと聞くとこっちを思い出してしまいますが、そうではなく、ただ単純に「Japan-phone」だからJ-PHONEになったのだろうと思いますが、いずれにせよここまで日本の携帯電話を愛してくださるなんてと、私はとてもうれしく思いました。


 それで、ではロシアの方々とよりお近づきになるにはどうしたら良いだろう?と考えました。

 ロシアにはイーベイがありません。ですからロシアの人々はアメリカのイーベイを通して弊社の商品をご購入下さるのですが、アメリカのイーベイよりもデンマークやイギリスのイーベイの方が物理的な距離が近い分、もっとお近づきになれるのでは?という風にも考えました。

 最近見たネットニュースでは越境ECは母国語対応が何より重要であると書いてありまして(※)、ではロシア語版の弊社サイトを作れば良いのかとも思いましたが、それより前に中国語版を作りたいという考えもありますし、そこまでするだけの作業時間が圧倒的に不足しているというのもありますので、現状ではそこまで踏み込めそうにありません。

 ただ、なんとかロシアの方々とお近づきになりたいという一念を持ち、今後のプランニングを行いたいと思います。


※ グローバルEC・越境ECで売り上げを伸ばす6つの重要ステップ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170518-00000001-netshop-sci


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 現在の日本国内市場は各キャリアが新商品の発売を始めている状況です。

 こういう時期の場合、新商品のモックが運良く入荷できた時にはお祭り状態となり、入荷できないとお通夜のような静けさを保つのが弊社であります。
 今回の弊社はどうかと言いますと、お通夜であります。新商品のモックがいきなり弊社に回ってくる状況というのも考えてみればおかしな話なのですが、でもやっぱり入ってきてお祭り状態になってくれた方が嬉しいなぁと思いますし、それはともかく今は耐え忍ぶしかありません。

 この心細い気持ちで耐え忍んでいる時に、心の支えになってくれるのが海外からのご注文です。昨年も同じような時期に同じようにお通夜状態で心細い気持ちになっていたら、EUの方から随分とまとまった量のご注文を頂き、それはそれは心強い気持ちになれたものでした。
 そして今年、今度はアメリカの会社からまとまった量のご注文をいただきまして、フラフラしていた私の心を力強く支えて頂きました。

 だからといって国内を後回しにしてまで海外向けを頑張ろうとまで言いませんが、これからはますます海外向けの強化に取り組んでまいろうと、そういう最近の保土ヶ谷モックセンターなのであります。



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