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ここ最近の顕著な経営不振により、一時は倒産も頭をよぎるほどだった弊社ですが、急遽打ち出した価格改定や送料の改訂などの効果が現れ、お客様からも引き続きご愛顧頂けているという近況から気持ち的にもだいぶ持ち直してまいりました。
つきましては、一時このブログで打ち出した事もある事業譲渡や廃業については見直す事とし、さらなる本格的な再建案、リバイバルプランを策定致しました。
■弊社事務所を山梨県に移転いたします
過去8年にわたって横浜市保土ケ谷区に置いておりました弊社の拠点を山梨県に移転させる事と致しました。
また、それに伴って屋号から保土ヶ谷の地名を外し、「モックセンター」と改称する事を検討しております。
場所についても既にいくつか移転先の視察を行っており、甲府市から甲州市の間のエリアで落ち着かせようと考えております。
その目的は大幅なコスト削減、および昨秋以来進めております新規事業の本格化となります。
この移転によって毎月の固定費が数十万円単位で削減できる事から、ある程度キャッシュフローが安定した後に、海外からのモックの輸入にも再び取り組んでいきたいと考えております。
■モック仕入量の削減
弊社では従来、1ヶ月平均で8つの携帯ショップ様からトータル3500~4000台ほどのモックの供給を受けて、それらのうちお客様にお出しできる状態のもののみよりすぐって販売を致しております。
それはこの5月になっても変わらずに続けており、今月だけに限っても既に13の携帯ショップ様からトータル5000台以上のモックを受け入れております。
しかしながら、近年の物流コストの高騰や弊社自身の経営環境悪化等の複合的な要因から急激に採算性を悪化させております事から、この受入可能量を大幅に縮減してコスト削減に繋げていこうと考えております。
毎月4000台のモックを受け入れているとは言え実際に販売に供しているのはそのうち1/3程度であり、残る部分の廃棄コストなども重くのしかかっており、さらに保管庫の家賃負担も決して少なくなかった為、ここに手を付けざるを得ませんでした。
今後はどの携帯ショップ様からのモックを受け入れて、どの携帯ショップ様からの受け入れをお断りするのかという判断をしていかねばならず、悩ましい部分ではありますが、厳しい判断を行っていく所存でございます。
■店頭引取りを廃止致します
事務所を山梨県に移転させるのと並行して、お急ぎのお客様のために行っております弊社店頭にて商品の引き渡しを行う対応についても廃止とさせて頂きます。
いくら急いでいるとは言え山梨県まで取りに来られるお客様はほとんどおられないだろうと予想される事と、店頭引取りを念頭に置いた事務所探しをした場合、その分賃料に影響を及ぼすのを避けるのが目的となります。
弊社の代わりにお店でモックを売りたいとお考えの会社様はおられますか?という趣旨のお声がけをかねてから複数回に渡って行っているものの実現に至っておりませんので、今後は大変恐縮ではございますが、全てネット販売をご活用頂けるようお願いをしてまいります。
■農林事業の今後の展開について
弊社ではかねてよりモック販売の伸びしろがそこまで大きくはないと予測し、今後の成長のために様々な新規事業を模索してまいりました。その多くは携帯電話関連であり、残念ながら弊社の収益に寄与する新規事業として育て上げることは叶いませんでした。
そこで昨秋より手がけるようになった携帯電話とは一切関係のない農林事業についてですが、実際に収益に寄与するようになるのは早くとも2年後程度になるとは見込まれるものの、大変よい手応えを感じております。耕作放棄地対策の一手として、また地元の新産業として期待する声も頂戴しております。
そういった事から、今後はこの分野に注力する度合いを高めていきたいと考えておりますし、農林事業で得た収益でモックセンターを再興していく事も充分念頭に入れております。
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その他、現在一部休止しているお支払い方法の再開や受付時間の見直しなど、移転と並行して矢継ぎ早に打ち出していく事としております。
その都度お客様に御迷惑をおかけするのが非常に心苦しい限りですが、なんとかこの正念場を乗り越えて、しっかりと継続してお客様のお役に立ち続けて参りたいと考えております。
今後とも保土ヶ谷モックセンターをご愛顧賜れますようお願い申し上げます。
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