モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売しているモックセンターの中の人のブログです。中の人はTVチャンピオンケータイ通選手権の出場者でもあります。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

山梨県に移ってきてから2年が経ちました

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 2018年6月に山梨県山梨市に引っ越してから、ちょうど2年が経ちました。

 
 ほとんど意識せずに過ごしておりまして、不動産屋さんから火災保険の更新の連絡を受け、それで2年も経っていたのかと気付いた次第であります。


 2年前は正真正銘の倒産危機に陥っていましたので、こうして平穏無事に経営を続けられている事がなんだか不思議な感じもしてまいります。



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 弊社が山梨に移転するに至った理由は、モックの販売量が落ち込んだ事に加えて、不要モックの処分費用が大幅に値上がった事、モック仕入れに関するコスト増など、あまり良くない要因が折り重なって生じていた事にあります。


 そして、それより半年ほど前から山梨県甲州市で手掛け始めていた農業関連の縁もありましたので、倒産回避の為の固定費の大幅削減と、農業を軌道に乗せるまでは低空飛行を続ける覚悟を決めて、山梨県に移ってきたわけです。


 私の当初の経営計画としては、植木農業で収益化出来るまで2~3年のうちはモック販売を細々と続けて、植木農業が収益化出来るようになれば運転資金もそれなりに潤沢になるだろうから、その資金でモック販売のテコ入れをしようという目論見でおりました。


 ところが、折からの新型コロナウイルス騒動のどさくさに紛れて運転資金が少し潤沢になりました(※)ので、モック販売のテコ入れ予定を大幅に前倒して、実は既に水面下で色々な準備を進めているという所までやってきました。


 数年間起きてるのか寝てるのかいまいちハッキリしなかったモックセンターが、とうとう本格的に目を覚ましました、という事であります。


※ 当然ではありますが、全て合法的に、様々な数字を生真面目に正確に算出した上で得られた利得であります。



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 ひとまずやるべき事は、品揃えの拡充であります。


 これまで携帯電話・スマートフォンとその関連製品に絞って仕入れて販売致しておりましたが、今回わたくしはパソコン(ノート、デスクトップ)とテレビのモックを仕入れて販売してみようと思います。


 近年はビジネスショーの展示用や、家具や住宅設備関連の企業様のモデルルームに展示する製品の引き合いが増えておりました(コロナ前までは)。
 その関係から、もしかしたらこういったものも用意した方が、必要として頂けるお客様もおられるのではないか?と考えたのです。


 その他では、日本進出が相次ぐ中国メーカーのモックアップを拡充したいとも考えています。


 その更に向こう側に考えている計画としては、日本では発売されていない、主に欧米の製品なども一生懸命探し回って調達していきたいと考えております。


 こうやってむやみやたらと品揃えを増やせば在庫の保管場所がパンクするのが目に見えておりますので、仕入れた商品の売れ行きを冷静に見定めながら、あんまり芳しくないようであれば勢いを落とし、そこそこ良い手応えを掴めそうであれば、もう少し在庫保管場所に恵まれた近場に事務所を移す事なども含めて検討していきたいと考えております。



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 私は山梨に移ってから2年の間に、ひとつの目標を考えました。


 それは、なるべく会社を大きく、または複数作って、山梨の若い人たちをなるべく高い給料で雇うようにしたい、というものです。


 私は安い給料というのは悪い事だと考えております。


 なぜなら、安い給料は生活のゆとりを奪い、心のゆとりを奪い、ストレスを増幅させるからです。


 そして、残念ながら山梨には安い給料の会社が非常に多いのが現状です。


 これでは山梨の若い人たちが安心して地元に定着する事は望めません。東京に出ていってしまうのも無理からぬ事です。


 こんな素晴らしい環境が有るのに、給料が安いせいで故郷を捨てて東京に出ていかざるを得ないなんて、なんという不幸なことだと私は感じるのです。


 ですから私は山梨で会社を大きくし、さらに新しい事業もどんどん起こし、どうすれば従業員に高い給料を継続的に払い続けられるのかを永遠のテーマとしていきたいと考えました。


 また、私のこの考えに共鳴して自分達も給料を増やそうという会社が出てきたり、起業しようとする人が増えたり、そういう機運を盛り上げる努力もしていきたいと思います。


 私は社会貢献が云々などと考えて生きているような高尚な人物では全くありませんが、さはさりながら、素晴らしい環境があるのにどういうわけか悪循環を続ける山梨の現状に歯がゆさを禁じえないわけでありまして、ある種の冒険活動的な、この山の向こうにあるものをこの目で見てみてみたい的な、なんとも言葉にしにくい欲求を原動力に、前に進んでいきたいと、ただそれだけを考えているのであります。


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 世の中は依然として新型コロナウイルスの脅威を身近に感じ、感染爆発を起こさせまいと様々な努力を続けています。


 雰囲気としては決して良い状況とは言えません。


 しかしながら、人間には常にその先があります。生きていれば、その先のことを考えなければなりません。


 その先にあるものが仄暗いものであってはなりませんから、私は私なりに、明るい未来を手繰り寄せる為の努力を全方位で続けていきたいと考えております。


 つきましては、今後とも引き続きご愛顧賜れますよう、宜しくお願い申し上げます。



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