モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売しているモックセンターの中の人のブログです。中の人はTVチャンピオンケータイ通選手権の出場者でもあります。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

ネットショップの支払い方法はどうあるべきか

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 弊社では商品代金の支払い方法として、銀行振込(JNB/住信SBI/ゆうちょ)とクレジットカード(PayPal)、それに商品代引払いと請求書払い(NP後払い)の4系統6種類を用意しております。

 弊社のような零細企業にとっては多少手広過ぎるようにも思いますが、お客様の不安、心配するお気持ちを少しでも和らげる為には、ある程度の種類を設ける必要があると考え、ここまで増やしました。世の中にはびこる詐欺サイトの傾向として支払い方法が銀行振込しか無い場合が多いとの事ですので、ではその逆に支払い方法を増やすことが、決して詐欺などではない事の1つの証拠として示せるのでは?という理屈です。


 お客様に利用される頻度はまちまちです。何故なのか原因が掴めていないのですが、極端に偏る傾向があります。ここ2週間くらいは請求書払い(NP後払い)の利用頻度が極端に伸びており、件数ベースで言えば全体の3割に上ります。それよりも前の2週間くらいの間はむしろ逆で、請求書払いの利用頻度は全体の1割にも満たず、その代わりに商品代引払いの利用頻度が3割程度にまで伸びておりました。この商品代引払いと請求書払いで合わせて全体の4割くらいが平均的です。


 最近というよりかはここ半年くらいに渡り一番利用頻度が高いのがクレジットカード払いで、全体の4割程度です。弊社でご用意しているお支払い方法の中で唯一クレジットカード払いだけが、お客様に決済手数料のご負担を頂かずに済む支払い方法となります。そしてなにより、手元にクレジットカードやデビットカードさえあればすぐに手続きが済みますので、お急ぎでらっしゃるお客様のニーズにも合致しているのだろうと見ています。

 
 銀行振込については3行ご用意しています。以前は横浜信用金庫ジャパンネット銀行とゆうちょ銀行で3行でしたが、横浜信用金庫の利用頻度が極端に低かった事から新たに住信SBIネット銀行と入れ替えました。ジャパンネット銀行は国際送金の業務を行っていない為、ジャパンネット銀行とゆうちょ銀行の2行に絞るという選択肢は取れませんでした。
 この3行ではジャパンネット銀行の利用頻度が圧倒的で、3行の中で占める割合は9割近くになります。以前はゆうちょ銀行の割合が4割近くまで達したこともありましたが、ゆうちょ銀行の手数料体系が改定されてから激減してしまいました。
 この3行は同一銀行間のお金のやり取りを原則24時間行っておりますので、例えば夜間や早朝などにご利用されたいお客様でも、きっちりと問題なく動かせるのが便利ですね。


 最近少し気になる所は、銀行振込でご注文いただいたお客様による、支払期限を過ぎてもお支払がいただけずにキャンセルとなる傾向が増え始めている事です。以前にも希少商品の在庫確保を目的としてとりあえず銀行振込で注文を入れておくというお客様の問題が少なくなかった事から取引期限という少々堅苦しい仕組みを設けさせて頂いたのですが、最近は在庫確保が目的なのか、それとも忘れられてしまったのか理由はよくわかりませんが、この問題が増え始めていて少し悩ましく思っています。

 ネット通販をご利用になるお客様ですので物理的にはネット銀行を利用する事は可能ではないかと思います。ただし、ネット銀行を利用するには既存口座の場合も新規の場合も手続きをしなくてはなりませんので、そのあたりの手間もあって、今でも銀行やコンビニのATMでお振込になるという方がおられるのかもしれません。そして、その時間がなかなか取れずに、期限を迎えてしまったという場合もあるかもしれません。


 実のところを言えば、弊社にとって一番ありがたいお支払い方法は銀行振込です。弊社は一切の手数料を取られずに済むからです。クレジットカードや請求書払いは決済会社に数%のチャージを抜かれますので、渋いと言えば渋いです。ただし、銀行振込を全面に打ち出せば、まるで弊社がてるみくらぶのような状況にあるのではないかと不安を持たれるかもしれませんし、お支払いいただけずにキャンセルになる割合が増えてしまうかもしれませんので、ですので大人しく、どのお支払い方法でも完全にお客様の自由意志のもとでお決めいただくようにしております。


 あとは、弊社の商品は業務で使用される事が多いため領収書の発行を希望されるお客様も多いわけですが、商品代引払いについてはヤマトフィナンシャルさんから、請求書払いについてはネットプロテクションズさんから、それぞれ「お宅では領収書の発行をしないように」と釘を差されておりますので、弊社では領収書の発行が出来ない旨、注文フォームの中で注意喚起しております。
 なぜ出来ないのかと言いますと、まず1つには領収書の二重発行を防ぐ意味合いがあります。領収書というのは一義的には税務署に対して経費計上を認めてもらうための文書ですので、これを2枚も3枚も発行しては、経費の水増し請求が可能になって、非常にマズイのです。ですから、誰が発行するのか先に協定を組んでいるのです。
 あとは、商品代引払いと請求書払いの場合、代金の収受者は弊社では無くなるから、という意味もありそうです。

 
 少々自虐的ですが、弊社は無名の零細企業ですので、弊社を利用されたことがないお客様から見れば、全く得体の知れない無名の怪しい会社と思われているに違いありません。それを予め念頭に置き、その上でどうすれば少しでも信頼して貰えるようになるかを、私なりに考えております。
 その答えは1つや2つではありませんで、そのうちの1つのアプローチとして、やたらめったら支払い方法を増やしたという事であります。あの巨大企業アマゾンと唯一肩を並べられるのが、この支払い方法の豊富さである等と言いますと、ちょっとおこがましいですが、そういう努力をしております。


 というわけですので、銀行振込でもクレジットカード払いでも代引きでも請求書払いでも、どうぞお好きなものをご利用いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。