モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売しているモックセンターの中の人のブログです。中の人はTVチャンピオンケータイ通選手権の出場者でもあります。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

話題のスマホモックアップに関するお客様のご意見や、弊社の考えなど

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hodogaya-mock.ocnk.net


 この商品を販売してからおよそ半月ほどが経ちました。


 販売直後からつい先日まではご購入者様限定でアンケートをさせて頂き、ごくごく最初にご購入頂いたお客様からはおおむね良い感想を得られたものの、少し経つと厳しいお声を頂く事も増え始めて、賛否様々となっています。
 詳しいご意見につきましては上記の商品ページにそのまま、編集したり隠したりせずに堂々と載せておりますので、ご参照頂ければと思います。


 弊社が通常取り扱っているモックアップと、今回の話題のスマホモックアップには一つ明確な違いがあって、通常のモックはメーカー純正であるのに対し、話題のスマホモックアップは完全に別の会社がイチから作っているサードパーティ品であるという違いがあります。
 前者は筐体の大部分が本物と同じ金型と素材で作られているため質感が良いのに対し、後者は全く違う金型を起こして、素材もこのために調達したものですから、出来栄えが異なるのは言うまでもありません。ただし、4~5年前からこの手のサードパーティのモックを見続けた立場としますと、本当に質は良くなってきたと感心しております。値段が値段ですので、これでよくここまでレベルアップしてきたものだと私は感じております。


 そして、通常のモックアップと話題のスマホモックアップで、なぜこのような違いが生じるのかと申しますと、アップルは自社の哲学的な理由により、モックアップを供給していないから、です。アップルがモックアップを作ってくれないが、必要としている人や企業が世界中に大勢おりますので、したがってわざわざイチから作っている、という事です。


 恐らく、今回のモックアップをご購入下さったお客様の中にはこのような背景を重々承知しておられる方と、そうでない方もおられると思われます。これが、感想で賛否が別れる遠因ではないかと私は見ています。


 iPhoneスティーブ・ジョブズさんがご存命の頃から、筐体のデザインや質感に大変こだわって作られています。

 削りだし加工で日本の技術の粋が尽くされているといったニュースがかつて報じられた事もあった程ですが、それをモックで再現しようとすると、一体いくらかかるのか想像も出来ません。全世界の需要がどれくらいあるのかわかりませんが、少なくとも1万円近い値段で無ければお売りできないような、とても高価な商品になるのが目に見えておりますので、それでも質感にこだわりますか?と、わざわざお客様に確認を取ってからでないと、現状の話題のスマホモックアップを皆様にまんべんなくご満足頂くことは出来ないだろうという風に、私は考えます。

 手短に、全てのお客様にこの商品のクオリティがいかほどなのかをお伝えする工夫というか努力が、今の私に求められている所です。


 ここ1ヶ月ほどは弊社の売上全般が落ち込んでいて、その影響があるのかどうか、話題のスマホモックアップも、思ったほどの売上は得られておりません。ですので、第二弾第三弾という風にバリエーションを増やせるような状況ではありません。

 これがもう少し雲行きが良くなってきたら第二弾を考えていきたいと思いますので、どうぞご期待くださいませ。



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