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この2月末に満を持して本発売されたドコモの新しいディズニースマホがございますが、このモックが過去に例を見ないほど売れなくて、困っております。
本物の方はまだ昨日(2/28)本発売されたばかりだというのに、既に弊社水準の最低価格である380円まで値下げをして、それでもしっかりと在庫がストックされたままとなっております。
一体なぜでしょうか。
過去のディズニースマホの例を見ますと、DM-01JやDM-01Hのような既存機種の筐体のカラーリングを変えただけのような手抜(以下略 機種であっても初出の時期にはしばらく売り切れが続くようになったものでしたが、今回のDM-01Kは、国内モデルとしては完全オリジナルの筐体を用いた、本当に新しい機種として世に送り出されておりますので、本当に拍子抜けと言いましょうか、肩透かしを食らっております。
写真左手が同じLGエレクトロニクス製のL-01Kでありまして、右手のDM-01Kの方が少し小さいのがわかると思います。ですからこれは買う価値がありますよとか、ここまで値段を下げてオトクですよとか、もしかしたら急に人気が出て手に入りづらくなるかもしれませんよとか、なんだかんだ理由をつけてでも、もう少し売れて欲しいと願ってやみません。
そもそも発売されたばかりの商品を急いで購入して下さるのはスマホカバーなどを製造販売されている企業様が主なのですが、そういった企業様にとって今回のディズニースマホは商売として旨味がない的な見方をされているのかもしれない、等とも推測しております。
せっかくのディズニースマホにカバーを被せたらディズニーが見えなくなってしまい、ユーザーとしては面白くないかもしれません。ですからディズニースマホのユーザーはスマホカバーをつけずにむき出しで使用する場合が多いのかもしれません。
私は職業病の一つで、外を出歩いている時に人様が使っている携帯電話の機種が何なのかついつい見てしまう習性がありまして、その中で言えば、確かにディズニースマホのユーザーさんはカバーを付けずにむき出しで使う人が多かったような気がしないでもありません。
カバーを付けずにむき出しにすることで「私はディズニースマホなのよ!」と世間にアピールする狙いがあると言えましょうか。「水曜どうでしょう」のファンの人が車のリアガラスについつい水曜どうでしょうのステッカーを貼ってアピールしてしまうような、そういった自己顕示欲のようなものが発揮されがちな機種、という事でしょうか。
だとすれば、スマホカバーなどで、これがディズニースマホである事をもっと声高にアピールする事ができるようなギミックが備わったものがあれば、それこそ商機ではないか、という気がしないでもありません。
筐体の背後に有るディズニーのロゴにLEDで光を当てて反射させてディズニー感をギラギラさせる仕組みをもたせるとか、ディズニーのロゴの部分をケント・デリカットさんの眼鏡のように拡大レンズ風にしてロゴが大きく見えるようにする等のどうしようもないギミックしか思い浮かばないので大変申し訳無いのですが、ディズニーにはディズニーなりのファンの心をくすぐるスマホカバーがあったら良いのになと、この売れないモックを前に、改めてため息を吐きつつ、私は思うのです。
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私が最後にTDLの敷地内に足を踏み入れたのは中学生の卒業遠足でありまして、それ以来首都高湾岸線で敷地の隣を通過する位しか縁がありませんのでディズニーファンの皆様方のお考えがどうなのかは全く想像もつかないというのが実のところなのですが、どうかひとつ、この新しいディズニースマホにも目を向けていただければ幸いという風に考えている次第であります。
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