弊社がなにゆえ山梨県へ移転する事になったのかと言いますと、2017年の11月に山梨県甲州市で1000平米の農地を借り受け、庭木用の樹木栽培に着手し始めたのがそもそものキッカケであります。
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皆様もご承知の通り、弊社では基幹事業として携帯電話のモックアップを販売してまいりました。2009年から始めて来年でちょうど10年になるわけですが、非常に需要が限られたニッチな商材であるがゆえ、売上はなかなか伸びず、将来への不安が常につきまとい続けました。
ですからモックアップの販売は行いつつ、並行して別の事業の展開を、特に携帯電話関連で模索し続けてきたわけですが、携帯電話業界全体の業況がはかばかしくない現状もあり、携帯電話とは畑違いの分野にまで視野を広げざるを得ないという判断から、まさしく畑違いにも程がある農業分野に足を踏み入れたのであります。
そして、あれから１年。
決して甘いものでは無いと覚悟を決めて取り掛かったつもりでしたが、それにしても当初は苦難の連続でした。
１０年以上放置されていた耕作放棄地にエンジン式の草刈り機でガリガリと雑草を刈り取って、雑木を抜き取って、草焼きバーナーで草を燃やし、時には農地用の除草剤を使いつつなんとか頑張って整地に成功したと思いきや、再び容赦なく生え始める雑草たち。
それで意を決し、まずは樹木の栽培をストップして、徹底して土壌改良する事としました。具体的には地面を深さ30センチほど掘り上げて地中に埋まる地下茎や木の根を徹底して除去し、雑草雑木の再発を防止する事に決めました。
そうして出来上がったのが、このブログ記事の冒頭にある写真の状況です。土壌改良を行って雑草の不安を払拭してから、現在はイタリアカサマツの苗を50本植えておりますと共に、もみの木の苗を15本、種から発芽を目指しているのが120粒。それが現在の弊社の農林事業でございます。
こうして苦節２年。ようやく来年あたりから少し売上のようなものが見込めるかな？という手応えを感じ始めております。
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他方で、基幹事業のモックアップ販売については非常に厳しい状況が続いております。
発売から半年以上が経って在庫状況の落ち着いた「定番商品」的な位置にある商品の売れ行きは可もなく不可もなくといった所ですが、頼みの綱である秋冬モデルの新商品がそれなりに在庫を用意できているものの単価の低下が著しく、これまで弊社の収益を大きく支えていた柱のグラつきはもはや否定しようもない所まで来ています。
新商品を用意するためには定番商品以上にコストを掛けなければなりませんが、現状では費用倒れですので、今後はあまり新商品に期待をせず、今後は自然に身を任せる格好で少量づつ在庫を調達してコストを削減していく方向に切り替えて行かざるを得ません。
また、モックアップ販売とは別に、地域に根差した形の新事業についても展開して経営の下支えを図っていこうと考えております。
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ひとまず、続ける事が最も優先順位の高い課題だと考えております。
できればたくさんの在庫を、できればなるべく安くご用意するのが理想ですが、それよりも何よりもまずは続ける事を最優先に考え、今後も引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
モックセンター、および弊社平間通信株式会社を今後も宜しくお願い申し上げます。
