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もう何年も前になると思いますが、とある女性アイドルの方が「ガラケー会社の社長になりたい」と言い出してニュースになった事がありました。
それを聞いた当時の私は、そのアイドルさんの名前も顔も知らないながらも深い感銘を受けたのを、今でも記憶しています。
そして私も、いつの日かガラケー会社の社長になりたいという具体性のかけらもないただの願望を持ちつつ、今日を生き続けている次第であります。
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仕事で使うための携帯電話としてニッチフォンS4Gを購入してみました。
主に携帯電話販売店のお取引先からかかってくる電話を受信するのが目的の端末ですので、たまたま手元にあったキッズフォンにMVNOであるOCNモバイルワンのSIMを挿して使用していたのですが、それではOCNで契約しているパケット量が無駄になってしまうなと思い、テザリング機能を有するニッチフォンS4Gを用意してみたわけです。
この端末はガジェット好きな方々からすれば既に非常に有名でレビューの類も星の数ほど散らばっているでしょうから、私ごときが今更レビューするまでもありませんけれども、このキッズフォンよりも更に小さくて軽い端末でテザリングまで搭載しているというのは、これは非常に良いことだと感心を致しました。
この端末のマイナスだと感じた点は、マイクロUSBで直接充電することが出来ず、専用のアダプタを介さなければならない事でしょうか。
通話のみで使うつもりなら恐らくそこまでバッテリーで頭を悩ませる事はないと思いますが、テザリングを使えばそれなりに消耗するでしょうから、このアダプタをいちいち持ち歩かなければならないのが面倒だと感じてしまいます。
それもこれも端末の大きさをここまでコンパクトに収めた弊害みたいなものでしょうから、痛し痒しといった感じでしょうか。
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キッズフォンからテザリング機能のあるガラケーへの移行を目的とした新端末を購入するにあたって、他に候補として考えた端末はノキアのバナナフォンでありました。
発売されてからもう1年が経つのですね。41歳のおじさんである私にとってはごく最近のように思えたのですが、ふと気付けば山梨に移ってからも1年経っていて、それは早く感じるのも無理もないという事です。
結局バナナフォンは技適の問題は(あんまり気にしていないものの)、サイズがニッチフォンの方がはるかに小さくて楽であり、値段も3割くらい安いというのもあってニッチフォンに落ち着きました。
また、その他にもどのような選択肢があるのかネット検索しながらちょこちょこと見て回ったのですが、かなり色々な面白いものがあって、頭を悩ませました。
これとか
www.helentech.net
これとか
www.helentech.net
いずれも技適がどうのとか日本語がどうのとか障壁が少なからずありますのでおいそれと手を出しづらい状況ですが、そのあたりが解決されるのであれば、山梨の塩山あたりに店を構えて実店舗で売ってみたい等と思ったりしたりしています。
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政府が携帯キャリアに対して実に様々な締め付けを行って「携帯を売りにくい」状況を演出しておりますので、そうであるならば逆に我々のようなインディーズな存在が携帯のセレクトショップのようなものを立ち上げて、まだまだリテラシーの追いついていない一般消費者の皆様方に新しい携帯ライフのあり方を示していくといった第三形態みたいなものを生み出していくのもアリなのでは、と思えてきたりもするわけです。
いずれにせよ政府のあまりにも性急な改革のゴリ押しで携帯業界が今後どのように推移していくのか全く想像も出来ないのでありますが、どう転んでも死なずに(潰れずに)済むように、一つの着眼点としてガラケー(ガラホ)を今一度見直していくという事を、私なりに考えてみたいと、そのように考えている今日此の頃なのでありました。
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