モックセンター のブログ

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東京五輪は万難を排して、開催するべきだと考えます

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 楽天の三木谷オーナーのツイートが目を引きました。




 順延が予算的にも技術的にも問題なく可能であるならば順延した方が好ましいと思いますが、様々なメディアで言われている順延が不可能な理由云々が事実だとすれば、この度のオリンピックは開催するか中止するのか選択肢は2つしか無いという事になりまして、その場合の現在の世論では「中止するべき」という声の方が大きいように見受けられます。


 ですが、全世界の数多くのアスリートの皆々様にとって4年に1度しか無い檜舞台でありますから、無観客であろうと何であろうと、様々なアクロバティックな可能性も際限なく考慮に入れて、まさに万難を排して実施するべきだと私は考えております。


 私のような子供時代に遊びの延長線で野球と空手を嗜んでいた程度の人間の檜舞台を云々というのであれば中止でも良いかもわかりませんが、それこそ保育園や小学校の頃から普通の子供と違う道を歩まされ、好きな遊びも出来ず、食べたいお菓子も我慢して十何年、二十何年生きてきた人達が、世間の注目を一身に浴びてその苦労の日々が報われようとする場所なのですから、そういった場所くらい守ってあげようではありませんかと、私は思うわけです。


 子供の頃から地道に勉強を続けてきた子供のために万難を排して高校受験や大学受験を実現させたではありませんか。

 それと同じことを、アスリートの皆様にもご用意してあげられないものでしょうか。



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 東京五輪は今回を含めると合計3度開催が決定したものの、1度目の1940は日中戦争を理由に開催地を返上しております。

 日中戦争天皇の裁可を受けずに陸軍が勝手に始めた軍事行動が発端で起こった戦争で、それと比べれば今回の2020の開催危機の方がまだ新型感染症が原因なだけあってマシな理由という気はするものの、しかしながらやはり自滅している印象が拭えません。


 新型コロナウイルスの発生源と目されている中国でも2022年に冬季五輪の開催が予定されていて、こちらの方はなんとか実現できそうなムードがある分、ますます日本の統治能力の不味さを引き立たせているような感じも見え隠れします。


 私は、これは単なるオリンピックをやるかやらないかだけの問題では済まされないと見ております。


 日本は、いままさに正念場を迎えようとしているのではないでしょうか。



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 東京オリンピックは無観客で、海外からやってくるアスリートや関係者の皆様はそれぞれ専用のチャーター機で開幕の2週間以上前に来日して、それからオリンピックの開幕まで外部との接触を一切行わない環境、例えばアメリNBAのようにディズニーランドの中で生活するくらい(※)の隔離っぷりで厳重にお守りすれば、開催は可能なのではないでしょうか。

※ 
ディズニー施設内に「隔離」してシーズン再開へ NBAの感染防止策の効果は? - 毎日新聞


 それとも、無観客で感染拡大に繋がらない最高レベルの措置を取ったとしても日本の世論が許さないという事であるならば、この際、感染を高度にコントロールしている台湾にお願いする事が出来ないか、という風にも考えています。


 いま、中国と台湾の間には民主主義をめぐる非常にシビアな状態があって、そこに今回のオリンピックと、そしてその数カ月後に北京で冬季五輪という事でもって、少なくとも軍事的な緊張感を和らげるような二次的な効果も期待できるのではないでしょうか。



 日本で出来ないから全部無しというのでは、それこそ全てのアスリートの皆様から請け負った責任の一切を放棄してしまうような、まさに国際的な大失態であるという風に私は思うわけでして、そこは一度自分たちで手を挙げた立場という点をよくよく冷静に考えて、責任ある行動とは何かを考えるべきだと思います。




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 私は東京都を2020オリンピックの開催地とする事に反対する考えでおりました。投資対効果があまりに見合わな過ぎると考えたからです。

 それよりも、これから一挙に後期高齢者となられる団塊世代の方々の介護に向けた取り組みに予算を充てるべきだと考えておりました。
 そうすれば多くの老老介護が解消され、その次の世代の将来不安もいくらか和らぎ、それが個人消費の拡大にも繋がるだろうと考えておりました。


 それが開催地が東京と決まった途端に主にテレビでは私のような否定的な意見の持ち主など存在しないかのような翼賛的なムードで彩られていったわけでして、あの頃の違和感と、そして現在の「中止すべき」の意見が大半を占める世間の空気とを見比べて、本当になんというか、アスリートの皆様方が翻弄されて気の毒でならないと思うようになりました。


 未知のウイルスに襲われるという想定だにしない事態に見舞われているのだから仕方がない、と言えるかもわかりませんが、本当に仕方がない状態なのだとスッキリ腑に落ちる日はきっと来ないだろうと、私は思います。



 いずれにしましても、アスリートの皆様方を第一に、アスリートファーストの決断をお願いしたいと言う所であります。



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