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本日12月10日、カシオさんのG-SHOCK携帯が久しぶりに発売されます。
私がau系統で初めて購入したのが旧日本移動通信のC303CAというG-SHOCK携帯の初号機でして、それもあってこのメーカーの端末には思い入れがあります。
当時は防水機能の備わった携帯電話など他にありませんでしたので、購入した頃は得意気になってお風呂に入りながら電話を掛けたりしていたものでした。
スピーカー部が水滴で塞がって声が聞こえにくくなってしまうような、いかにも初号機らしい不充分さもありましたけれども、おおむね満足し、その後もG-SHOCK携帯の新商品が発売される度に購入し、愛を育んでまいりました。
ですから今回のトピックは、生産を担っているのが京セラさんではあるものの、非常に前向きで快いニュースであると受け止めております。
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この度の新商品を発売するにあたってauさんもカシオさんも京セラさんも色々と頑張ってこられたというエピソードがネットメディアの各種報道で伝わってくるのですが、せっかくこの流れを作ったのですから、これを契機にカシオさんが端末の開発に復帰してみてはどうかと、私は考えました。
今は昔と違って設計から開発から販売まで1から10まで全部自社で取り組まなければならない時代ではありません。
ですから再参入へのハードルはそこまで高くないのでは?と私は思うのです。
それこそ今回の新商品のように設計とマーケティングをカシオさんで取り組んで、生産を京セラで取り組むという分業で、十分こなせるのではないでしょうか。
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むろん、今回のようなauありき、キャリアありきの計画では、マーケットが小さく、旨味もそれほど大きなものではありませんから、国内他キャリアでの販売はもとより、海外で売る事も含めた計画を練るべきです。
海外における営業や販路開拓やアフターサービスの運営まで京セラさんとカシオさんでコードシェアの飛行機みたいに共同運用するのです。
とりわけカシオさんにはG-SHOCKという世界に通用するブランドがあるわけです。これをもっと強調した、もっとG-SHOCKっぽいスマートフォンやガラホ、それにウエアラブルデバイスを作って売るのです。
普通のG-SHOCKはスナドラ8XX系統を積むようなハイエンド、Baby-Gがミドルエンド、TORQUEをエントリーモデルのように棲み分けて、カシオさんも京セラさんも双方に旨味の取れるブランディングを打っていくのが良いのではないでしょうか。
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近年のスマートフォンの市場競争を見ていると、それなりに知識のある人でなければそんなに違いがわからないような、差別化がほとんど存在しないように私には見えるのです。
だからこそ、カシオさんのG-SHOCK携帯のようなキャラの立った製品群というものをぜひとも日本から強力に打ち出して、市場を活性化して欲しいものだと、私は強く願っている所であります。
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