.
早いもので、今年も残す所あと数日となりました。
人間は年を取れば取るほど1年を早く感じるようになると言いますが、まさにその通りだとしみじみと実感しております。
さて、今年も新型コロナウイルスの影響が避けられなかった1年となってしまいました。
人々の生命と健康を守るために必死で業務に取り組んでくださった医療従事者の皆様に深い感謝の念を、1秒たりとも欠かすことが出来ない1年でありました。
残念ながら再び流行拡大の気配がひたひたと漂ってまいりましたが、どうか皆様の健康が損なわれませんよう、お祈り申し上げます。
■
弊社では来年の経営計画として以下の具体的な事柄を定めると同時に、できれば実行に移したい、多少具体性のブラッシュアップが必要な事柄を念頭に置いていきたいと考えています。
【計画】
・ディスプレイ部の自社生産
オフスクリーンのモックを増やす事や展示用品としての用途の拡大を目的として、樹脂素材を使ったディスプレイ部の自社生産に取り組みます。
現状の生産手法ではオフスクリーンのモックの種類を増やす事が出来ない事から、ディスプレイ部だけ自社生産し、技術的にはほぼ全てのスマホモックをオフスクリーン化出来るように致します。
また、ディスプレイ部が透明のクリアパネルも生産し、お客様がお好みの写真や絵柄などを装着出来るような製品も作っていきたいと考えています。
12月に入ってすぐの時点から型作りや素材の選定、実際の生産の試行を繰り返しており、第一弾を2022年の1月中になんとか商品化したいと考えております。
・ガラケー部品の生産
いわゆるガラケーと呼ばれる、フィーチャーフォンのユーザーの端末買い替えサイクルはスマホと比較しても非常に長く、体感的には平均値としてゆうに5年を超えるのでは?と考えております。
他方で、携帯キャリア各社の修理部品の保管年数は発売から5年程度となっており、それゆえフィーチャーフォンユーザーの方々から、とりわけ電池パックの蓋の部分を欲する声が弊社に定期的に、かなり多く寄せられ続けています。
その事から弊社では、キャリアやメーカーから部品の供給を打ち切られ行く宛の無くなったフィーチャーフォンユーザーの救済を目的として、まずは裏蓋の生産ができないか、検討を進めてまいります。
当然各種法令等の問題にも十分に注意をするべきですが、弊社は携帯電話業界の端くれに身を置く者として、フィーチャーフォンユーザーをぞんざいに扱う昨今の傾向に、憤りに近い感情を持っておりますので、多少踏み込んだ努力を躊躇せずに努めてまいる所存です。
・植木農業の本格的なマネタイズの推進
弊社では2017年秋より植木農業を開始しておりますが、目下のところ、収益源としては機能しておりません。
しかしながら、主力の携帯電話事業の市場環境の悪化が急速に進む現状を踏まえ、植木農業の収益化を急ぐ必要性を強く意識致しております。
つきましては、2021年に試験的に実施した苗木の無人販売の内容の充実、商品供給力の50倍程度への増加、前例に囚われない販路の開拓などを通じて、2022年にはしっかりとした収益源に位置づけられる存在にステップアップしてまいります。
政府が新年度から開始する計画の炭素クレジット制度への関与や、2027年に横浜で実施される園芸博覧会への何らかの形での参画などを目標としつつ、地球環境保全活動に貢献する存在を目指します。
■
コロナ禍の行方には引き続き最大限の注意を払っていかなければなりませんが、それはそれとして、弊社はしっかりと進歩を果たし、お客様に活用して頂ける、価値のあるモノやサービスを生み出していきたいと強く強く決意しております。
本年もご愛顧賜り、本当にありがとうございました。
来年は、より一層皆様のお役に立てるよう、全方位にアンテナを張り巡らせて頑張ってまいります。引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
平間通信 株式会社
代表取締役 末田卓
.