モックセンター のブログ

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ガラケーを公然とディスるドコモ、黙々とガラケーを作り続けるau

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 こちらの記事を拝見しました。


 今は国の規制その他諸々の事情でキャリアが主体となって製品を開発するのが格段に難しくなっておりますが、それでもめげずに新しい製品を生み出そうとご努力を重ねられた各位に、敬意を表したいと思います。


 記事の中で触れられていますが、スマートフォン全盛の時代とは言え、まだまだガラケーの需要は根強いものがあります。


 職業柄で押しボタン操作のガラケーでないと不都合という場合もありますし、様々なハンディキャップをお持ちの方がガラケーを必要とされる事例も非常に多くあります。


 ですからそこは、回線と端末の分離が推し進められる我が国の携帯電話業界ではあるものの、公共インフラを担う携帯キャリアが、まさに社会の公器たらんと矜持を示していく必要があると私は考えております。


 auさんには今後とも、ガラケーを必要とする人々のために頑張って頂きたく存じます。



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 それと引き換え、ドコモの酷さといったら言葉もありません。

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 NTT持ち株に飲み込まれてしまった以上は、いかにもNTTらしい顧客軽視、弱者切り捨て路線に向かうのはある程度想像出来ていましたが、それにしても「そろそろ変えません?」という言い草は酷いの一言です。


 これはつまり、ガラケーは時代遅れで、持ち続けて良いものでは無いかのようなイメージを流布するものだからです。


 新型コロナワクチンの接種勧奨ですらもう少し言葉を選んでいると思いますが、ドコモのそれは、ドコモ本体のCMもTONEモバイルのCMも、ガラケー迫害の空気を醸成しようというNTTグループのエゴで満ち満ちています。


 私は職業柄いろいろな携帯ショップでお客様の接客場面を目の当たりにしてきましたが、周囲からの圧に押されてスマートフォンに変えたものの、使い方をまるで飲み込めずに音声通話に出る事もままならないと嘆いているお客様を、かなり目撃しています。


 お年を召されている方の中にも積極的に新しいものにチャレンジされる人もいれば、今のライフスタイルを維持したいと強く願っている人もおられるわけです。

 そういった方に、どうして無理やりスマートフォンを使わせようとするのでしょうか。


 最近のこういったドコモの姿勢は、自分達が社会の公器であるという自覚を全く失っているように見えてなりません。


 振り込め詐欺問題に関して傍観者の立場であり続けるNTT東西の悪しき社風が、そのままドコモを支配しているのではないでしょうか。



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 ソフトバンクが最後にガラケーをリリースしたのが2020年3月、ドコモが2019年11月ですから、両社はもうかれこれ2年から3年に渡り新しいガラケーを発売していない事になります。

 スマートフォンと違って革新的な新機能を搭載しなければならないわけではありませんので、したがって新製品を発売する為の負担はそこまで大きいものでは無い筈です。

 外側だけ少し手直しをして年に1回リリースする位の事が出来ないものでしょうか。

 もしくは、新製品を出さない代わりにバッテリーやリアカバー、防水系のパッキンなどの交換用部品を長い期間保持して、顧客がガラケーを使い続けられる最低限の努力くらいは行うべきです。


 auさんには引き続きガラケーを頑張ってもらい、あとの2社にはもう少し自覚を持って欲しい。その事を強く訴えていきたいと思います。



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