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こちらの記事を紙の雑誌の方を購入して拝読致しました。
いかにも衝撃的である風を装って書かれていますが、だいたいの方向性は既に漏れ伝わっておりましたし、想定内であります。
NTTグループはおそらく今でも固定系に携わっている人々が王道というか花形という社内的地位にあると思われます。
だから今後もドコモと、ドコモに関わってきた関連企業は軽んじられ続けるでありましょう。
それと、記事中には400~500店舗削減とありますが、恐らくもっと削減幅が大きくなるのでは?と見ています。
大手商社が経営を担っている店舗の削減はスムーズに捗るでしょうが、地場企業がFCで経営している店舗は正規雇用のスタッフさんもそこそこいらっしゃるので、少し揉めるでしょう。そこの交渉の進捗がカギとなります。
そこで私は、ドコモから切り捨てられる間際にいる地場企業や職員の方々がこれから路頭に迷うような事にならないようなご提案を申し上げたいと思います。
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現在の我が国産業で数少ない成長分野が、中高年の方々やご高齢の方々をターゲットとした保険や見守りサービスなどでありまして、長年に渡って主にこういった層のお客様を接客して来られたドコモショップ運営会社、およびスタッフの皆様のスキルがうまい具合にハマるのではと見ております。
携帯屋さんも今は様々な取り扱い商材を押し付けられるようになって、携帯と何かを複合的に売るという仕事も、そこまで戸惑いを生じさせないと思います。
これまで繋いできたドコモとの代理店契約を完全にカットするのではなく、併売店と同じような契約条件で残すようにして、それと上記のようなサービス類の取次業務を行っていけば、会社もヒトも、血や涙を流さずに済むのではないでしょうか。
さらに付け加えれば、私としてはやはり何らかの形でガラケーを売る機会を設けて欲しいという願いもあります。
ここの世代の皆さまが全員スマホを強制されるような状況に追い込まれないような、そういった場になってくれると尚一層ありがたいです。
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ドコモショップは他キャリアのショップと比べて広くて家賃が高いのが相場ですので、今後もハコとヒトを守るためには、携帯電話オンリーでは生き残れません。
かといって、切られたからそれまでと、これまで尽力されて来られた方々が路頭に迷うのも心苦しいのです。
なんとかそのような事態が生じないような、人道的な落とし所を考えていって欲しいものと思います。
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