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北海道の知床で観光遊覧船が事故を起こし、多くの方の命が失われ、いまなお行方不明のままとなっている方が多数おられる状況となっています。
当事者ではない私から見ましても、非常に心苦しく、悲しい出来事であります。
東京新聞はこの件について安全点検の徹底を主張しておられるようですが、私がそもそも思うに、大多数の船会社は改めて言われるまでもなく、安全点検を隅々まで徹底しておられるわけであります。
しかしながら、非常に極一部に今回の運行会社のような不心得者が混じっているから、このような惨事が引き起こされているのであります。
この現状を目の前にして、今更安全点検を主張するというのは、ピントがずれているという他ありません。
なぜなら、不心得者にいくら正論を訴えても馬耳東風だからであります。
そのような効果を成さない問題提起など、大多数の善良な船会社を苦しめるだけでは無いでしょうか。
それよりも、これから二度と同様の事態を引き起こさない為に必要な事は、事故や事件が起きる前に不心得者の存在を見つけ出すという事では無いでしょうか。
昨年6月には飲酒運転の常習者である加害者が複数の子供を死傷させる痛ましい事故がありましたが、この件も加害者の上司や取引先が飲酒運転の常習者である事を知っていながらそのままハンドルを握らせ続けた事で最悪の結果を招いてしまったものでした。
大きな被害や犠牲を起こしかねない火種がそこかしこにあるのに、誰も事前に対処せずに、結果的に何名もの尊い命が奪われる結果になったという点においては今年の2月に起きた三幸製菓の工場火災事故も同様でした。
複数の死傷者が出るまで誰も内部告発しようとしなかったり、トラブルシューティングしようとしなかったりという事例が、あまりに多過ぎるという風に私は痛切に思うわけです。
それでもまだ「誰か死ぬまで黙っておく」という悪弊そのものに手を打とうとしないのか、と腹立たしさすら覚えます。
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こういった悪弊を日本のテレビ局や新聞社が率先して正していこうという機運は、残念ながら微塵もありません。
彼ら彼女らは目の前で起きている過剰労働問題や性被害問題にダンマリを続けてきた、いわば悪弊に特に染まりきっているど真ん中の立場と見なすべきで、ですから期待が持てません。
冒頭で触れた東京新聞の社説についても、さもありなんといった所であります。
したがって今後も引き続き週刊文春を始めとした週刊誌方面、コレコレさんを始めとしたユーチューバー方面を中心に、より一層のご健勝を願うとともに、ここ数日話題となった熊本県の秀岳館高校サッカー部問題のように効果的にSNSを利用して勇猛果敢に内部告発する若者を応援する機運を高めていかなければならないと、私は考えます。
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かつて我が国には悪行を世に問うた内部告発者がむしろ酷い目に遭う、「正義が負ける」風土が蔓延っておりました。
未来ある若い方々にはぜひ、こういった悪しき風潮に流されませんよう、お願いしたい所であります。
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