モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売しているモックセンターの中の人のブログです。中の人はTVチャンピオンケータイ通選手権の出場者でもあります。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

コロナワクチンを打った後に体調を崩して考えた事など

.

 
 12月23日の夕方、山梨県内で4回目のコロナワクチンを接種して頂きました。


 ところが、待機場所に移動して椅子に腰を掛けてから間もなくして気分が悪くなり、深呼吸を繰り返してみても改善する気配が感じられなかったのもあって、職員さんに声掛けをして、ベッドで休ませて戴くことに致しました。


 それから数十分はその場で横たわっていたと思います。


 すぐに看護師さんとお医者さんが駆けつけてくれ、私が汗をかいているとか顔色が土気色になっているとかの現状を知らされつつ、私は私で低体温症になりつつあるのを感じたり吐き気を催したりしつつも、徐々に改善し、特に点滴や投薬などの措置を受ける事もなく、無事に帰宅できました。


 私の具合が悪くなってから、看護師さんやお医者さんやその他職員の方がとても熱心に心のこもった対応をして下さいましたし、帰宅する際に、もしも体調が悪くなったらいけないという事で駐車場で私が車に乗り込むまで看護師さんに付き添って頂いたり、私の乏しいボキャブラリーではうまく説明できないくらい手厚いご対応をして頂きました。


 本当にありがたく、感謝致しております。



                  ■



 私は幼少の頃から病弱で、物心がついた時には既に複数の理由で定期的に通院する生活を送っておりました。

 十代後半から二十代前半は健康状態もよくお医者さんのお世話にならずに済んでいたのですが、二十代後半から再び病気をしたり自身の不注意だったりで病院通いが欠かせない立場に戻りましたし、今も新型コロナに感染すると重症化するリスクのある人という立ち位置で暮らしております。


 そういったわけで体調を崩すことにも慣れてしまっている面があり、医療従事者の皆様の手を煩わせた経験も非常に多いわけでありますが、その都度感じるのは、医療従事者の皆様はいつも心底優しいという事であります。


 世の中というのはおおよそは頭が良くて健康な人が敷いたレールの上で動いているものですから、頭が悪くて不健康な私にはいささか生きづらい部分が少なくないのですが、こと医療従事者の皆様のお世話になる時だけは、いつも安心して身を任せられるものであります。


 お医者さんにしても看護師さんにしてもそれなりに勉学に励んだ末でないと就けない職業ですから、頭の善し悪しで言えば私なんかよりも遥かに上の方にいるのは間違いない筈ですけれども、その上下を一切感じさせないどころか、まるでウン十年ともに暮らしてきた親族のような温かな対応をして下さるものですから、ありがたいと同時に、時々不思議に思ったりもするのであります。


 先程も触れましたが、世の中というのは頭が良くて健康な人が敷いたレールの上で動いております。


 ですから普通は微分積分くらい出来て当然だと言う風になりますし、鉄棒の逆上がりくらい出来て当然だと言う風になります。

 私はその風や圧を世知辛いと思いながら44年やり過ごしてきましたが、こと医療従事者の皆様からは、一切の風も圧も感じないのが不思議に思われるのです。



 それでその不思議な気持ちをこれまで何度かお医者さんや元看護師さんに尋ねてみた事があるのですが、彼ら彼女らいわく、そうしたほうが現状把握しやすく、回復に繋がりやすいからという所で一致した答えが帰ってきました。


 医療従事者というのは患者を回復させる事を考え、その為の最善策として優しさを極めている、私はそのように理解しました。


 私のこれまでの経験に当てはめて考えると、定期検診でわかる持病の数値はストレスの多い時期より少ない時期の方が良好な結果になっているのが明白になっていて、その点でも、私の疑問に答えてくれた医療従事者の人達の言い分に合致していると納得がいきました。


 これはとても高度で、そして合理的だと深く感じ入りました。



                  ■


 私は頭が悪いので、頭の良い人は日々どのような心持ちで仕事に取り組んでいるのか、どのような暮らしを送っているのかを観察して、自分自身にフィードバックしようと試み続けています。


 そのおかげなのかどうかはわかりませんが、世間の役に立つ人間には成れていないものの、まずまずのQOLと精神状態で人生を歩めているという実感を掴めております。


 そして、医療従事者の皆様の足元にも及びませんが、目的を持った優しさを身に着けて、少しくらい世間の役に立つ人間になりたいものだと人生の方向性を、おぼろげながら掴めてまいりました。


 新型コロナ問題に奔走する医療従事者の皆様に深い感謝の気持ちを持ちながら、日々感染予防に留意しながら、自分も少しは世間様の役に立つ人間になりたい。


 そのように本年最後の所感を述べさせて頂きたいと思います。



.