
やんごとなき理由によりワイモバイルの折りたたみスマートフォン「LIBERO FLIP」を手元に置いております。2024年2月発売の、世の中一般の感覚とすれば新しい部類の製品であります。
このスマートフォンはソフトバンク回線で無いと充分なモバイル通信が出来ません。私は現在ソフトバンク回線を未使用のため、Wi-Fi運用で、主に車の中でYouTubeやプロ野球中継を見る為に数ヶ月使用して見る事と致しました。
使い始める前まではプロセッサーがスナドラ7系統ですから動画を見るくらいなら充分なスペックであろうと思っていたのですが、実際にはYouTubeにしてもダゾーンにしてもスカパープロ野球アプリにしてもU-NEXTにしてもAbemaにしても、映像が固まってばかりで追いつかず、なぜかスムーズに流れてくれる音声だけで、ラジオ的な存在でしか活躍してくれませんでした。
映像はピッチャーがこれから投球動作に入ろうかという状況なのに音声はバッターの打った打球が外野の間を抜ける長打コースであると言っていて、全く興醒めにも程があると、残念に思いました。
近年はYouTubeやティックトックで動画コンテンツを見るのが当たり前なのに、これでは一体何のための大画面なのかと嘆かわしく感じました。
ちなみに、3年ほど前に購入したスナドラ695搭載のBlackview製のタブレットでは、これと全く同じ通信環境で同じアプリで大変スムーズに映像コンテンツを見る事が出来ておりますので、通信環境やアプリの問題ではなく、あくまで端末の問題であるという点でほぼ間違いは無い筈であります。
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近年のワイモバイルは、リテラシーがそれほど高くない中高年層に大きく支持されて伸びている感があります。MVNOだとリアル店舗が無いから対人でアフターサービスを受けられませんが、ワイモバイルならそれを受けられます。それでいてそこそこ料金が安いですから、TVCMなどを見たそういった方々がワイモバイルの門を叩く、という流れが出来つつあるのであります。
そして、ワイモバイルがAndroidONE端末やあんしんスマホシリーズやLIBEROシリーズのような独自企画を次々と打ち出すのも、そういった顧客層のニーズを満たす為でありまして、であるからこの動画もスムーズに流れないLIBERO FLIPの主な購買層も、あまりリテラシーの高くない中高年層という事になるのが必然であります。
果たして、それで良いのでしょうか。
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リテラシーがそれほど高くない人であれば映像がスムーズに流れないこのスマホを疑問に思わないかもしれません。
ですが、スマホで見る動画コンテンツなど所詮こんなものだという諦観を植え付け、以後一切の動画コンテンツへの期待を持たないようにしてしまう、悪い流れを生むのでは無いでしょうか。
携帯キャリアとすればARPUを少しでも増やしたいはずです。であるならば、ユーザーのリテラシーやスキルをほとんど必要としない動画コンテンツの利用促進が非常に重要になってくる筈で、その土壌を、この動画がスムーズに流れないスマホを売る事で一切を壊してしまうのではないでしょうか。
LIBERO FLIPを購入するユーザーの多くはこのスマホがZTEという会社が製造しているものだとすら認識していない可能性があるのでZTEのブランドにさほどの傷はつかないでしょうが、ワイモバイルというキャリアのブランドと、そして動画やゲームといったリッチコンテンツの成長の芽を摘んでしまうのではないでしょうか。
それは誰も幸せにしない、残念な事では無いでしょうか。
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ワイモバイルやZTEはどうしてこんな残念な製品を世に送り出してしまったのでしょうか。
とてもガッカリしていると申し上げたいと思います。
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