おおよそ1975年から1985年くらいの間に生まれた人達を就職氷河期世代と呼び、この世代は就職活動の時期が不運だったから対策が必要だという声が度々出てまいります。
それについて1978年生まれでまさしく就職氷河期にあたる私としましては、色々な角度から違和感を持ち続けていました。
私の考える就職氷河期世代とは、高度成長期のロールモデルに乗り損ねた世代だという風に捉えております。
これは時代の転換点だと気付いて軌道修正を図った人はそこまで大きな悪影響を受けずに済み、高度成長期のロールモデルに固執した人はアラフィフを目前にしても尚、不平を言い続けている。そのように考えています。
この時代の転換点だと気付いて軌道修正を図った人の中には、これからIT化の時代と読んでこの分野でそれなりにキャリアアップを果たした人も少なくありませんし、私が歩んできた携帯電話関連も成長産業としてそれなりに充実した人生を送れている同世代が少なくありません。
ですから私が申し上げたいのは、就職氷河期世代として世代全体を十把一絡げに扱うのではなく、「就職氷河期世代の中で世の中の変化に取り残されてしまった人」に対象を絞り、今の暮らしが不満であるならその不満を改善するための、なおかつ実現可能なキャリア転換の選択肢を提示する事が必要だと考えています。
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この問題は実務と言うよりは感情の問題だと思いますので、不平を持つ当事者をいかに納得させられるか、感情の落とし所を模索するべきでしょう。
大企業で働きたかった人達のお気持ちを収める為に、大企業に特定子会社を作ってそこで地域貢献活動などに従事してもらう。そこに国が助成するとか、地域おこし協力隊の民間版みたいなものを作って、そこで働いてもらうとか、そういう枠を作るのも良いのではないでしょうか。
色々な方が仰っているように、今から何かしらの方面のスキルアップを目指して一角の人材になってもらおうとするには年齢的にもう厳しいものがあります。それを当事者たちに理解してもらわなければなりませんので、その中間的な落とし所を作るべきではないでしょうか。
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感情の問題なだけに、「これで解決!」と出来るような見事な政策が出てくる事はなく、これからも30年くらいはこの問題が擦られ続けると思いますが、もう少し輪郭のはっきりした議論が出来るようになれば良いと私は考えております。
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