.
４４歳になりました。
年が明けて１ヶ月半と少々で誕生日を迎えるというサイクルは１歳の時から全く変わっていない筈ですが、「本当についこの前年が明けたばかりだと思ったのに」という気持ちを、性懲りなく繰り返し思い浮かべております。
さて、弊社では昨年の１１月頃から画面を真っ黒に加工したオフスクリーンのモックアップを、新しいやり方で大幅にラインナップを増やしていこうと、試行錯誤を続けてまいりました。
本当に四六時中そればかり考え、これまで５０種類は下らない数の資材を購入しては試し、また２００個くらいのモックアップを破損しまくりながら、十数パターンの手法で自分満足度７５％から８０％くらいの所で行き詰まっては違う方法を試す、そんな毎日を過ごしております。
■
本当にそればかりやっていて、人並み以下のスペックしか無い脳みそがパンクしそうになって、少し気分転換しようと県立博物館で催されている鎌倉時代の屏風絵の展示を見に行ってみました。
むかしむかしの武将はお気に入りの絵師に戦の様子を屏風絵に描かせていて、現代の歴史学者はその屏風絵を見て当時の様子を学んだりしているというのを歴史のテレビ番組で知りまして、それはどんなものかとモヤモヤした気持ちを抱えていた所へ、たまたま山梨県立博物館でこのような展示をやっているというので、じっくり見てまいりました。
絵を描く道具は現代とは比べ物にならないくらいシンプルであった筈なのに、本当に細かい木の葉の形一つ一つにまで丁寧に筆が入っていて感銘を受けてみたり、そうかと思えば犬の絵だけえらく雑に描かれていて「この絵師さんは犬が嫌いなのかな？」と想像を膨らませてみたり、得るものが多々ありました。
おかげで少し頭がスッキリ出来ました。
たまには普段やらない事に目を向けてみるのも良いと感じました。
■
さぁ頭もスッキリした事だし、今度こそ画面が真っ黒のオフスクリーンモックを完成させるぞ！
と思っていた筈なのに、また余計なアイデアが頭に浮かんでしまったので、ラフな企画書を書きました。
婚活をカギとした町おこしをやりましょう！という事です。
あいにくＪＲ甲斐大和駅前の立派で広大な公立中学校が今年度限りで閉校してしまうと知り、それではその立派な学校を活かしたものをやりましょう、と、早速これから役所や市議会議員さん達にアピールなどをしていきたいと思っています。
いい加減画面真っ黒のオフスクリーンモックを作れよ！と私の中の何かがそう囁くのですが、それはそれとして、なんとかこの街（市）を盛り上げて、今年度限りで中学を卒業する学生さん達が成人式を迎える頃までには学校を復活させてやろうではないか！などと鼻息を荒らげております。
■
起業したり自営業をしたりするメリットは、自分が思いついた新事業を思う存分チャレンジできる事だと、近年しみじみと感じております。
チャレンジの結果が成功するか否かは自分の能力や時の運で色々ありますが、チャレンジをした後の晴れ晴れとした気分は、北京五輪に出場されたアスリートの皆様のそれと近いものがあるかもしれません。
というわけで私も、新しいチャレンジをやりつつ、宿題である画面を真っ黒にしたオフスクリーンモック作りを完成できるよう、一所懸命頑張ってまいる所存です。
.
