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新元号令和と弊社の11回目の創業記念日のどちらが世の中にとって大きなトピックであるか、そんなものは比べるまでもありませんので、弊社の創業記念日を誰一人気付いてくれないからといって特にそこまでの心痛はありません。
かつて、プロ野球の西武ライオンズが優勝を決めた次の日のスポーツ紙各紙の一面が「貴花田と宮沢りえが結婚!」で持ち切りになって監督の森祇晶さんがたいそうショックを受けたりしたそうですけれども、それと比べれば私なんて、本当に吹けば飛ぶような軽い存在ですから、何もショックなど受けておりません。
というわけで、2019年5月1日は弊社平間通信株式会社の11回目の創業記念日であるという事を、皆様にお伝えしたく存じます。
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潰れそうで潰れない、しぶとさと打たれ強さが信条の弊社は現在、「平間通信株式会社」という社名から全く想像もつかない植木農業の分野で成功するべく、日夜奮闘を続けております。
こういう小さなもみの木をたくさん作って日銭を稼ぎつつ、数年先には4~5メートル級のもみの木をたくさん育てて造園業者さん向けに卸売をしたり、クリスマスイルミネーションの企画をしたり、そういう計画を立てています。
なぜもみの木なのだ。なぜクリスマスなのだ。私の風貌や日頃の言動から、ああいうキラキラしたものとは全く似つかわしくないと思われているわけですが、そうは言っても私は若い頃はケーキ屋さんでしたので、クリスマスの商業イベントとしての偉大さを身に沁みて理解しているのでありまして、そういった世間的な有望な市場であるという事と、一方で日本全体の問題である耕作放棄地の問題や農業従事者の担い手不足、地方過疎化などの対策といった側面を、私なりにつなぎ合わせた新事業がこれなのであります。
ひとまず現在はこの小さなもみの木がお客様の手に渡った後もきちんと健康を保てるのかといったテスト的な事や、生産段階における歩留まりの向上等といったあたりの試行錯誤を重ねている段階でして、出来れば今秋くらいから販売を始めて売上を作っていきたいという風に考えている、といった塩梅でしょうか。
ちなみに、現在はちょうどウラジロモミが芽吹く時期でありまして、弊社の畑に植えているもみの木たちもあちこちで、まさに新緑をみなぎらせております。
この小さな黄緑色の芽が
開くと同時にズドーンと、枝を伸ばし葉を広げるわけです。その様はあたかもパーマンセットのようだと、昭和おじさんたる私は思うのでありました。
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畑のことばかり考えて携帯電話の事など完全に興味を失っているのかといえば、そうではありません。
平間通信株式会社の本業である携帯電話に関しての事業もきちんと将来の成長戦略を考えております。
ただ、いかんせんカネが無いのであります。ですからまずは畑の方で売上を作ったり融資をしてくれる金融機関を探したりという事を優先して取り組み、まずは私の人件費をそちら側で背負わせることで携帯電話事業の財務負担を軽減し、それによって生じる余裕から、次なる一手を講じていこうと考えております。
さしあたって考えているのは中古携帯電話への取り組みを始める事と、あとは海外との端末のやり取りを進めていこうという風に考えております。
日本国内で様々な形で中古携帯電話を拾いかき集めて、それを私独自のプランで売り上げていき、そこで得た資金から海外へ手を広げていく、というような事を、もっと具体的な所まで既に煮詰めて考えております。
あとは、弊社が独自に把握している携帯電話業界の様々な潜在的ニーズを解決するようなものも考えております。
当然、モックアップの事業も続けていきます。現状ではなんとなく続けているという感じに見えなくもありませんが、私個人の考えとして携帯電話機の総合的なアーカイブとしてモックセンターのホームページを積み上げていくという考えと、あとは携帯電話のマニアの方、何らかの事業で必要とされている方、その他様々なニーズを目を皿のようにして見つめ直し、お客様の期待に応えていきたいという風に考えております。
携帯電話は文化であると、私は考えております。
実は様々な海外の携帯電話関連企業が今でも日本市場を注意深く見守っています。それは、我が国が携帯電話の独特な文化を作り出して世界をリードしてきた唯一無二の市場だと認められているからに他ならないからですし、その灯火を絶やさないと言いましょうか、再び滾らせていけるように、私も微力ではありますが、尽くしていきたいと考えています。
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弊社はたまにセールのようなものをやっております。
そのセールというのは、私が個人的に応援している横浜DeNAベイスターズがクライマックスシリーズや日本シリーズに進出したといった時に発動するパターンと、もう一つが創業記念日に合わせて発動するパターンであります。
創業記念日の5月1日は毎年ゴールデンウィークの最中で弊社の売上的には非常に厳しい時期と重なる傾向ですので、そういった、あまり人が見ていない隙にこそっと始めてこそっと終わる、それが弊社の創業記念セールです。
今年も実にささやかではありますが、何かをやるつもりでおりますので、ぜひホームページの方も見てやって下さいますよう、お願い申し上げます。
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