お盆が近付いてまいりました。
弊社では毎度の事ながら、ギリギリになって「はっ！もうお盆の季節か！」と気付いて期間を設定するというルーティンになってしまっております。
人間は年をとると時間が過ぎるのを早く感じると言いますが、本当にその通りだと思います。
というわけでありまして非常に急ではございますが、弊社は今週金曜日の8月11日から16日まで6日間を夏季休業期間としてお休みを頂戴する事といたしました。
ご不便ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご承知おき頂けますようお願い申し上げます。
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さて、我が国では近年、レジャーシーズンが到来する度に長期休暇の分散取得をしようと言い出す人たちが現れて、ひとしきり議論し終えた頃にはレジャーシーズンも過ぎて、また次のレジャーシーズンが来るとゼロベースで議論を始めて、の循環を繰り返しております。
もはや風物詩とも言えるくらい、お馴染みの話題となりつつあります。
そして、これらの議論はおおむね、過去の議論の内容を踏まえずにまっさらなゼロベースで開始され、ほとんど内容が深まらずに有耶無耶のまま自然消滅するのが恒例となっております。
こういった現状から、長期休暇の分散取得などどうせ実現しないと思います。だから意見をいうだけ無駄な気もしますが、それでも一言だけ申し上げておきたいのが、現在の60～70歳くらいの方は現役労働者として働きに出ている割合が多いですから、休暇の分散取得をしたら「孫の休みとお爺ちゃんお婆ちゃんの休みが合わない」事態が全国で頻発する恐れが大であるという問題であります。
だいたい我が国においては物事を後先考えずに推し進め、数年後に代替わりで受け持った後任の人たちが後始末で疲弊するというトピックが非常に多いわけでありまして、ですからいま休暇の分散取得を訴えている経団連や商工会議所の偉い人達も、後になって孫に会えなくなって怒っているお爺さんお婆さんたちに詫びる事はまず無いでありましょう。
たいていこういう時に尻拭いをさせられたり怒られるのは後の世代、おおむね氷河期世代やゆとり世代あたりと相場が決まっているのであります。
ですから、もしも休暇の分散取得などという危険な代物が実現しようものなら後で非難の的に晒される立場の人、マイナンバーで言えば河野太郎さんのようなポジションに収まる可能性のある人は今のうちから反対しておかないと、後で苦労するのが目に見えています。
わたしは今のところしがない零細企業の経営者ですから怒られたり批判されたりする恐れは無いと思いますが、まかり間違って弊社が飛躍的に成長を遂げて、自社の社員に対して長期休暇の分散取得を促したりしたせいでお爺さんお婆さんに怒られたりしたらどうしよう、という風な可能性もゼロでは無いわけでして、ですからわたしは、まかり間違って弊社が飛躍的に成長を遂げた場合においても、長期休暇の分散取得などという愚行は断じてやらないと固く決意しております。
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我が国においては、手柄は自分のもの、失敗は後世の責任という風な定石が出来ておりますので、自分が後世にツケを残さないようにすると共に、自分もツケを背負わされないようくれぐれも注意深く人生を送りたいものだと思います。
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