モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売しているモックセンターの中の人のブログです。中の人はTVチャンピオンケータイ通選手権の出場者でもあります。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

帰ってきた・モックを本物の携帯電話と思われて注文されてしまう件

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hodogayamockcenter.hatenablog.com




 この記事を書いてから1ヶ月と少しが経ちました。この一連の記事で皆様からお寄せ頂いたご意見などを踏まえていくつかの対応を取りましたので、今日はその経過報告、および所見などを書いていきたいと考えています。


 さて、前回の記事で書きましたように、私はヤフオクの出品物について商品タイトルと商品写真の修正を行いました。
 修正前の時点で平均750種類の商品を出品しており、現在はそれを1品づつ修正を加えて、250種類弱を修正済みの上で出品しています。そして未修正のものはゼロとなっています。当初、11月30日にヤフオクの商品タイトルの文字数制限が変更される予定となっていたので、それを踏まえて、だいぶ控えめの出品数に抑えていたのですが、ヤフオクの改修スケジュールが大幅に変更となってしまい、やや当初の思惑よりも少なめの出品数になっています。


 そして、現在のヤフオクの商品ページはこのようになっています。


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 商品写真に入れ込む注意書きについては当初のものから変更し、「※注※」と、いかにも警告っぽい雰囲気を出してみました。


 これで対策は万全だ!と私は思っていました。。。。



 結論から先に書きますと、あろう事か、修正する前よりも間違えて購入される方の数が増えてしまいました。


 私がこの記事の中で書いたのはヤフオクで1ヶ月あたり3件という平均値ですが、それは750件前後を出品していた時の平均値で、修正後、150~250種類程度の出品数しか無いにも関わらず、この1ヶ月で既に3件も間違え購入が発生してしまいましたので、これは確率的には悪化したと判断するべきだと思います。

 
 もっとも、まだまだサンプルが少ないですから、過去1ヶ月の3件がたまたま多かっただけで、これを継続させることで平均が2や1に下振れする可能性も少なくないと思います。
 まず何より私が申し上げたい事として、皆様のご提案が間違えていた等とは全く受け止めておらず、単に、これまで想定してこなかった新しい課題が露見した、そういう風に私は見ています。



 そう、これまで想定してこなかった新しい課題が露見したのです。それは、修正後に発生した3件の間違え購入のうち2件は、ご自分の名前をアルファベットで記載する外国人とおぼしき方だった、という事です。


 日本語をある程度理解している外国人の方の場合、ご自分の名前をカタカナで記載する事が多いと思います。その逆で、ご自分の名前を日本語で記載できない方の場合、日本語の読解力はほとんど無いと想像できます。だからこそ漢字でいくら注意を促しても、伝わらなかったのでは?と予想できます。


 これまでも外国人の方の問題は多少はありました。ただ記録を見てみてもせいぜい半年に1回くらいでしたので、この1ヶ月の間の2件は偶然なのか、今後も問題が繰り返される恐れが高いのか、まだまだ結論付けるには早過ぎますが、念頭に置かなければならない新しい課題の一つとして、皆様にもご報告申し上げたいと思います。



 弊社サイトについては特段の修正は行っておりません。そしてこの間、間違えて購入された方が1件、間違えて購入しようと電話で問い合わせて来られた方が1件、それぞれ発生いたしました。


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 間違えて購入された商品はこちらの写真のものです。到着後に「サンプルが送られてきたので本物を送ってほしい」と問い合わせがあり、判明した次第です。見ての通り写真にも「サンプル」と記載があるわけですが、これでもやはりダメだったようです。


 弊社サイトで間違えて購入される商品の中には、あまり新しくない、もしくは非常に古い商品が少なくありません。


 今年実際に起きた事例で、auC401SAのモックを購入されたお客様がauショップにお持ち込みになり、この機種に機種変更したいとお申し出になられたという事がありました。そして、auショップの店員さんから「これはモックだから登録できない」と言われて、それで初めてモックだと気付いたという一連の経緯が弊社のお問い合わせフォームに寄せられたわけです。
 そもそもC401SAは17年も前に発売されたcdmaOneのモデルです。4年前に停波されているため、仮に本物でも登録することは出来ないのですが、なぜわざわざここまで古い機種をお買い求めになられたのか、なかなか究明が難しい問題で、これ以外にもドコモのムーバやJ-PHONEの商品などを「本物と間違えて」購入されるのが、弊社サイトで間違えて購入される方の特徴と言えます。


 間違えて購入されるのを防ぐためには単なる小手先だけの対応だけではダメで、なぜ購入に至ったのか細かい究明が必要だと私は考えているのですが、むしろ考えれば考えるほど難しく思えてきて、かれこれ7年、こうやって考えに考え続けてまいりました。




 弊社はあくまで売りたいと考えている立場です。


 「モックアップという言葉を知らない人が多い」というご意見が多数ありまして、私もその通りだと考えているのですが、他方で、モックアップという言葉を知らない人の中にも多少ニーズがあって、例えば最近では保育園や幼稚園の方からの引き合いが増えておりまして、こういった方々の中でモックアップという言葉をご存知ない方が結構おられるというのが電話でお問い合わせを受けていて感じたことです。
 ですから、「モックアップ」という言葉を知らないけれどもニーズはある、という所に刺さるプロモーションを行う必要性を感じておりまして、そしてそれは間違え購入を誘引する恐れもある、というジレンマを抱えております。

 
 「間違えて購入される」問題を野放しにしているようでは先々この仕事を続けられなくなる恐れがあるかもしれないという観点でこれからも対処を続けますが、他方で、間違え購入防止が先に来るようでは本末転倒で、ますます見つけてもらいにくくなりますので、これからもその両立を極めるべく、引き続き頑張ってまいりたいと思います。


 つきましては、この件と関係がある無しに関わらず、今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。