モックセンター のブログ

携帯電話スマートフォンのモックアップを販売しているモックセンターの中の人のブログです。中の人はTVチャンピオンケータイ通選手権の出場者でもあります。最低週に1度は更新したいと思います。弊社の業務に関するお問合わせは弊社ホームページのお問い合わせフォームや電話窓口にお寄せ下さい。

私は時間を大切に使いたいと考えます

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 現在の弊社の主なタイムスケジュールは、午前中から午後1時過ぎまで事務所でモックセンターの業務を行い、それ以降は甲州市の畑に出向いて農作業に勤しむ、という流れで動いております。


 最近は日没時間が早くなってきて、午後4時には片付けを始めなければすぐに日が暮れて真っ暗になってしまいますので、畑仕事が出来る時間は正味2時間ほどしか取れません。


 しかしながら、今くらいの時期が木を植えるのにもっとも適した季節でもあります。

 なぜなら、木を植えて月日が経ってしっかりと根が土に張り付いて充分な栄養補給が出来る状態でなければ、夏の時期に木が甲府盆地の過酷な暑さに負けて枯れてしまうからです。
 ですから、夏を過ぎて充分涼しくなった秋のちょうど今頃に苗木を植え、来年の暑くなる時期までに木を定着する時間を与えなければならないのです。


 というわけで私は先日も、苗木を調達してくる前までに畑の下準備を整えておいて、いざ苗木を5本買ってきて、2時間で5本を一気に植えつけるというスピード勝負に挑んだ次第です。


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 だいぶ慣れてきた作業ではあるものの、過去にはこの作業を雑にやったせいで枯らしてしまった苗木が数本ありますので、その反省を踏まえて、急ぎつつも要点を充分留意しながら慎重に事を進める必要もあります。


 そして、ようやく作業を終え、疲れてふらふらになりながら帰宅しようと車を停めてある場所まで戻ろうとしたら、最近私の畑を散歩コースにするようにしたらしい猫さんがいつの間にか私の足元にいて、私も猫さんも同時にビックリ、という一幕もありました。


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 ビックリして逃げる位なら最初から私の足元に近づいて来なければ良いのに、なんだかよくわからない猫さんであります。

※私の飼い猫でも無ければ、触れたり餌付けしたり保護したりしているのでもありません。かわいいなぁと思いながら見ているだけの間柄です。毛並みが良いのでどなたかの飼い猫さんかもしれません。


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 先日の事ですが、いつもお世話になっている郵便局にていつものように出荷の受付をして頂いている最中に、年の頃20代後半から30歳くらいとおぼしき男性客が来局して、あからさまな事前準備不足のせいで不必要に時間を空費している様子を目の当たりに致しました。

 ネットオークションか何かで衣類を売り、その衣類をビニール袋に入れただけの状態で手に持って取引相手に商品を発送する方法を事前に検討せずに来局して「相手から500円しか送料を貰っていないから500円以内で」と局員さんに発送方法をリクエストしたものの、この大きさではレターパックプラスの520円が最安ですねと返され、「どうにかならないか」と押し問答に近いやり取りを10分以上続けている、という形でした。


 荷物を20個くらい出している私の方が先に片付いて場を後にしたため彼らのその後の成り行きまで見守るには至りませんでしたが、その男性が自分自身の大切な時間を空費している点に対する問題と、その10分以上に渡る時間のやり取りに付き合わされている郵便局員さんの逸失利益みたいなものを考えますと、これはいただけない状態だなと、口を挟みたい衝動を抑えるので本当に大変だったと、その時の様子を思い出してはつい考えてしまうのです。


 もしも私があの男性だったならば、という風にも考えました。


 私なら衣類圧縮袋に入れて、レターパックライト(370円)で発送するのがベターだな、と考えました。
 取引相手から受け取った送料と衣類圧縮袋のコストを含めて考えてもいささかピンハネ的ではあるものの、例の男性の言い分を総合すれば、これが最適解だと考えたのです。


 もちろん、あの男性がどういった場所であの取引を得たのかにも依ります。そもそもメルカリには送料を相手に請求する概念がありませんので、したがって例の取引の場所はメルカリ以外である可能性が高いでしょう。
 そうするとヤフオクが最も可能性がありそうで、それならばヤフネコパック(byヤマト運輸)で500円以内で済む可能性も見込めますが、しかしヤフネコパックを使うためには出品時に発送方法として予めヤフネコパックに設定しておく必要があった筈で、いま郵便局にいる例の男性がそれを行っている可能性はほぼゼロですから、その手も使えません。

 そういったシュミレーションの末に導き出した答えが先程書いた衣類圧縮袋で小さくしてレターパックライトで送るというプランですが、このやり取りの中で郵便局員さんが発した「衣類だから小さく畳んでシワがついたりしても・・・」というコメントに対してもイエスやノーといった最低限の自分の意思表示もしませんでしたので、例の男性がその提案をどのように解釈したのかも掴みきれず、それが私が口を挟む(アドバイス的な意味で)事を抑えた要因でもあったわけで、そのハッキリしない態度も含め、例の男性の今般の時間の使い方には改善の余地が少なくないという風に、私は考えました。


 もちろん、改めて言うまでもなく、これは「余計なお世話」であります。他人に四の五の言われる筋合いの一切無い、個人の自由であります。

 また、発送手段に関する知識の個人差の問題も少なくありません。スマホ一つで実に容易に情報収集が可能ではあるものの、情報収集スキルにも個人差があります。

 さはさりながら、郵便局において局員さんの人手が1人例の男性の応対に持っていかれたおかげで、私が出した20個の荷物を誰の応援も得られずに1人で対応せざるを得なかった局員さんの負担感と、応援を得られなかったせいで若干待ち時間が伸びた私の不満というのも全く考慮に入れなくても良いとはならない筈であります。

 ですから、時間の空費はTPOを見定めて、周辺各位に対する影響を考慮に入れた上でなければならない筈であるという風に、私はこの件を結論づけたいのであります。



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 ネットバンキングの利用者が思いの外少ないようでして、私はそれについて意外な印象を持っています。


 私は今から20年近く前のサラリーマン時代、転勤が多く、出張や転勤した先々で地方銀行のATMで高額な提携手数料にウンザリとしていたのもあって、携帯電話のモバイルバンキングが始まったのをこれ幸いにと、ただちに利用を開始した人間であります。

 当時のメインバンクは、まだ統廃合される前の三和銀行だったような記憶があります。地元に戻ったついでに三和銀行の武蔵小杉支店で手続きをして、もちろん当時はガラケーの時代ですから、後日郵送で届いた乱数表を見ながらポチポチとガラケーのボタンを押してセットアップしたのが思い起こされます。
 まだタワマンのタの字も無かった、「こすぎフロム」が威風を誇っていた頃の武蔵小杉であります。


 それが20年近くの長い歳月を経て、ベルディに逃げられた武蔵小杉がフロンターレタワーマンションで「住みたい街ランキング」に名前を連ねるようになった、まるで明治維新の前と後くらいの激変期を経た今もなお、銀行のATMで営業時間に縛られながら銀行振込をしている人が、まだ比較的若い世代の中でも決して少なくないという事実に、色々と思う所があるのであります。


 弊社では現在、商品代金のお支払い方法として銀行振込とクレジットカード決済(PayPal)の2つをご用意致しております。
 昨春までは他に代引き払いやコンビニ後払いもご用意しておりましたが、モック事業の合理化を推進していく上で廃止をする必要を感じ、今では銀行振込とクレジットカード決済の2つに絞らせて頂きました。

 ですから、お客様方には大変ご負担をおかけいたしますが、弊社商品の代金支払のお手間をお願いする格好となっておりまして、そのプロセスにおいてお客様から「振り込みに行く時間が取れない」というお声を頂く事がしばしばありまして、それが巡り巡って、実はネットバンキングを利用していない人が思いの外多い事に気付いた、という経緯なのであります。


 現代人の多くは多忙で苦しんでいるといっても過言ではありません。ですから、いまだに平日の午前9時から午後3時にしか窓口を開けず、無人のATMですら夜になると閉店してしまうようなメガバンクや地銀信金の旧来的な銀行口座を持っていると、なかなかATMに足を運ぶ時間が取れないというのは、いわば当然であります。

 であるからこそネットバンキングを利用したり、もしくはクレジットカード、VISAやJCBデビットカードウェブマネーなどの新旧様々な金融サービスを自分のニーズに合わせて活用しておく事が、ひいては多忙さを若干でも緩和する上で重要になってくると思われるわけですが、これがなかなか、一部のアーリーアダプター的な人達だけに限られているという現状が横たわっております。


 何もネットバンキングにピンポイントに絞って利用を促していくというのではなく、まずは様々な金融サービスの存在を表面的にでも良いから知識を得て、少しづつ試していく事が重要ではないかと思います。
 「千里の道も一歩から」ですから、まずは一歩前に踏み出してコツを掴み、掴んだコツを武器に、多忙な日々を少しづつ緩和していく事が必要なのではないでしょうか。


 そうする事が時間を大切にする行動に結びつくと、私は考えます。




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 私は高校生の頃に超満員の東急東横線で毎日通学をする事で満員電車の不条理を考え、社会に出てからは毎日最短でも往復1時間、長い時で往復2時間半の通勤時間を使う事でこの時間の不毛さを考え、そして現在はそれらの考えを踏まえ、満員電車からも通勤時間からも解放された日々を送る事に成功致しました。

 
 しかしだからといって私の生き方は人生の成功者であるという風には社会一般に評される状況ではありませんし、私自身も改善しなければならない諸課題が山のようにある事を重々承知をしているのですが、いかんせん、この2つの「不」から解放された喜びは、なかなか手放し難い、素晴らしいものがあるという風にも考えております。


 多忙はストレスの主要因でありますし、それすなわち睡眠時間の減少を始めとした健康悪化の重要なファクターでありますので、多くの人々が少しでも多忙から解放されて健やかな日々を送れるよう、私なりに出来ることをやりたいと、そのように考えている次第であります。



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