読売新聞やテレビ朝日が「ガラケー終了」と煽り始めているのを目撃致しました。
特に読売新聞の見出しは世論を煽ろうとする意図が非常に強く出ていると思われ、ファクトよりも扇動を優先させる姿勢に憤りを禁じえません。
改めて言うまでもありませんが、過去5年以上前から既に4G通信に対応した我々が言う所のガラホ、世間で一般に言われる所のガラケーが売り続けられているわけでして、世間一般がガラホの事も含めてガラケーと俗称している現状(※)を踏まえれば、3G停波を「ガラケー終了」と書くのは誤りであります。誤報であります。
※参考例
その中、8年目の今季に自己最多の12勝を挙げた高橋光成投手(25)は8月からスマートフォンをガラケー(ガラパゴスケータイ)に買い替えた。
佐藤は結局、機種変更をしたという。「ご報告。無事に買い換えました。新たなガラケーに。現場からは以上です」。
という具合にガラホとガラケーが一緒くたに呼ばれている現状で読売新聞やテレビ局がガラケー終了だと煽るのは誤報と言ってよく、それを真に受けたガラホユーザーが慌ててキャリアショップに駆け込むのも無理からぬ事であります。
だからこういう不正確な見出しで耳目を集めよう等とする姑息な真似は決して許してはならないと、以前から私は繰り返し申し上げてまいりました。
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世の中では依然として「まだスマホにしないの?」といったような同調圧力をそこかしこで見掛けるわけですが、果たして、本当に皆が皆スマホに変えたほうが幸せになれるのでしょうか。
たかが携帯電話ごときで幸せだの不幸せだのと言うのは大袈裟かと言えば、それが結構重大な問題に繋がっている事例が多々あるわけでして、決して看過できません。
例えばニュースでよく見るこういう事例
世の中には善人ばかりでは無いと我々大人は当然知っているとしても、子供はそうではありません。
邪悪な大人が子供に近付かないように、スマホにフィルタリング機能をつける等の措置も色々と講じられてはいるものの、それでもこうやって非常に許しがたい事件が繰り返されております。
何も子供をインターネットそのものから隔離せよというような極論では無く、親御さんも含めた家族共用のタブレット端末をご家庭に置き、ご家庭でのみ使用するようにして、普段持ち歩くのはキッズケータイやガラケー(ガラホ)にする事で充分リスク回避出来るのではないでしょうか。
ご高齢者に無理にスマホを持たせるのも考え物です。無意識にさらっと使いこなせるような方なら心配は無用でしょうが、覚束ない状態の方の場合、万が一お体の具合が悪くなって救急車を呼んだりお家族に助けを求めたり出来るでしょうか。お体の具合が悪くなったその瞬間に冷静な対応など望むべくもありません。
ですから電話は電話でガラケーを持ち、それに加えてタブレットのWi-Fiモデルでも持っていただいて、テザリングでタブレットを使うという選択肢も提案するべきではないでしょうか。
その他、先程取り上げたプロ野球埼玉西武ライオンズの髙橋光成選手のような事例もあるわけでして、果たして、なんでもかんでもスマホへという同調圧力を掛けるような真似は、大手メディアは当然として、我々庶民レベルにおいても厳に慎むべきではないかと、私は考えているのであります。
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私は子供の頃からやや変わり者として四六時中様々な同調圧力に接し、たびたび不愉快な思いをしてきました。
「なんで巨人ファンじゃないの?なんでパリーグなんか見てるの?」と、同級生から大人から、果ては警察官までネチネチネチネチと、不快で仕方ありませんでした。
ですから普通の人と比べて同調圧力に過敏な所はあるかもしれませんが、さはさりながら、やはりおかしいものはおかしいのだと声を上げ続けていきたいと思っている所であります。
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