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ここ数ヶ月ほどの世の中の動きで特に目立つ傾向として、輸出入の代行業者を介した取引が活発になってきました。
外国に住む方が日本のヤフオク（や他のネット通販等）に出品されている商品を購入するのを代行業者に依頼し、その業者が落札や支払いや受取連絡や外国の依頼主まで届ける業務を一通り代行してくれる、というものです。
日本人が外国のeBayでものを買うのを代行してくれる「セカイモン」という老舗の会社がありますけれども、その逆パターンが活況だという意味でございます。
東京の秋葉原や中野のレンタルショーケースで外国の依頼主から頼まれて買い物をしていると思しき人々の姿も多数見受けられますので、ネットフリマや通販に限らず、お買い物全般について言える傾向なのかもしれません。
こういった状況は2000年代中頃の円相場が１ドル120円を突破するような円安基調だった時にもありまして、当時の弊社にもそういった外国の方向けの対応をしている業者の方と取引する機会が少なくなかったのが思い起こされます。
その当時から今日まで営業を続けてこられた代行業者の中には、かつてアパートの一室でこじんまりと営んでいたとは思えないくらい大きく成長した所もあり、能力のある経営者というのはこうも大きく羽ばたけるものなのかと、ほとんど羽ばたかない私はしみじみ実感させられます。
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こういった活況ぶりに目をつけて新しく代行業を営むようになったと見られる新興勢力もポツポツいるのですが、いかんせん仕事が荒っぽい所が多く、ヤフオクの良い評価率が90％前後くらいしか無かったり、評価コメントで受取連絡してくれと督促の嵐に見舞われていたりするアカウントも少なくありません。
また、明らかに代行業者とわかるものの、取引に使用する名前が個人名で、日本人風の名前なのに日本語がたどたどしかったり、そういう人達も見られます。
私個人としては、どこのどなたに商品を買っていただこうが売上は売上に違いありませんので、基本的に誰でもウエルカムですし、少々取引が荒くても場数を踏んでおいおいスマートに取引出来るようになってくれれば良いと思っておりますけれども、出品者の中にはこういった代行業者を忌み嫌う人も一定数おられるようなので、皆さん早くスマートになって嫌われなくなる日がくれば良いと祈っております。
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こういった業者は中国系が中心と思われますが、今はそれ以外の国の方々もアジア中心に結構おられるようであります。
アジアの方々は中国を中心に、皆さんトレンドに非常に敏感で、そしてフットワークが非常に軽快だなと感心させられます。
何か事を起こすのに検討だの稟議だのにやたらと時間をかけ、しかもトレンドに疎い近年の我が国のビジネス界隈と比較して見てみますと、我が国がアジア最貧国まで落ちるのもそう遠くない気がして恐ろしくなると同時に、私は私で、日本人ではあるものの、いささかアジア人的にフットワークを軽く、トレンドに聡くなれるように、アジアの商売人の動きを必死に追いかけていこうと決意する所であります。
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